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タラゴナ郊外、素朴でキュートなアルタフヤの町あるき

世界遺産に登録されているスペイン・タラゴナのローマ遺跡群の一つ、ローマ時代のヴィラがあるアルタフヤ(Altafulla)。バルセロナからは普通電車で1時間20~30分ほど、タラゴナからはわずか10分ほどです。前回はアルタフヤにある世界遺産のローマ時代のヴィラについて書きました。

世界遺産の遺跡を見学したあとはアルタフヤのまち歩きです。


昔ながらの漁師の町の雰囲気

まずはローマ遺跡からすぐの海岸線を歩いてみました。まだシーズン前なので空いていますが、短期レンタルのアパート物件がかなりあるようで夏場は欧州各地から短期滞在で多くの人が訪れるよう。

いかにも昔ながらの漁村という雰囲気のキュートな家々が並びます。

1960年代にビーチ沿いの開発が一気に進んだスペインでは、こういう漁村の雰囲気の町は今はそれほど残っていません。

ビーチの終わりに雰囲気の良いお城もあり、散歩している人も多くいます。お城は結婚式などのイベントのレンタルスペースとなっており、残念ながら一般公開はされていません。

ビーチ沿いはあまり高い建物もなく、小さな町の雰囲気で良かったです。

小高い丘の上の旧市街を目指して

アルタフヤの町の中心は海岸からちょっと離れた丘の上にあります。電車からも丘のてっぺんのお城と教会が見えて圧巻です。

海岸から畑のあぜ道を通って町の中心を目指します。

途中こんな古い壁が続く道もありなかなか面白いです。

丘を登ると海が一望!バルセロナ近辺は水不足に関する緊急事態宣言が発令されておりどこも茶色でカラカラですが、タラゴナ周辺は意外と青々としていました。

こじんまりした旧市街


旧市街に入ると古い中世の建物が目につきます。

素朴ですが雰囲気があります。

狭い通りを上っていくと…

左手がお城、右手が教会。どちらも閉まっていました。

階段が良い雰囲気です。

中世の城壁の跡でしょうか。

こじんまりした市庁舎のある広場。

建てられた年号が書いてあるドアのアーチ部分だけそのまま見えるように残している家が多かったです。この建物は1782年に建てられたもの。建設同時はちょっと多きめのアーチ型だったよう。

お城や市庁舎の辺りは日曜ということもありひっそりとしていましたが、飲食店は地元の人々で賑わっていました。

雰囲気の良い鶏の丸焼き屋でランチ

カタルーニャ州の田舎はバルセロナの平均と比べても味が濃い目であまり美味しくないことが多いので、最近は出かけてもランチは簡単に済ませることが多いです。

途中歩いているとたくさんの人で賑わう鶏の丸焼きを売るレストランがあったので軽く食べることに。看板がキュート。

席もアウトドアで雰囲気が良く、お店のカウンターには鶏の丸焼きをテイクアウトする地元の人の列が絶えません。メニューはドイツ語、英語、フランス語、オランダ語など。やはり北ヨーロッパからバケーションで多くの人が来るようです。

このお店の一番人気メニューという鶏1/4とコロッケにしました。ごく普通の味です。二人分。

町唯一の鶏の丸焼きのお店だったため混んでいたのかもしれません。

タラゴナから電車でわずか10分ほどでかなり田舎の雰囲気のアルタフヤ。ビーチ沿いや旧市街の景観も素晴らしく遺跡とともに楽しめました。

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