世界遺産のアマルフィ海岸〜観光客で賑わうアマルフィの町
前回はアマルフィ海岸周遊の計画とアマルフィ海岸のポジターノについてお伝えしました。
今回は、ポジターノからアマルフィの町に行きサレルノを経由してナポリに帰ってくる後半をお伝えします。
ポジターノからアマルフィまで
ポジターノに2時間位滞在して、次はまたバスを利用してアマルフィの町に向かいます。バスは遅れるのを前提として、時刻表を確認せずに観光が終わってすぐに直行しました。
10分ちょっとほど待って到着。混んでいましたが、殆ど誰も降りずにバス停で待っていた5〜6人全員が乗れました。ホッと一息。
車窓から見るポジターノ。
カーブが多く手すりにつかまるのに精一杯で、写真を撮るのは難関。しかも結構揺れるのでちょっと酔いました。
やはりこの区間もところどころノロノロ運転。入り組んだ海岸線の美しい景色が続きます。
アマルフィに近づいてきました。
アマルフィの港にあるバス停に到着。隣にはかなり広い駐車場がありますが、そこもすぐ満車になるそう。それもそのはず、港は凄い数の観光客で溢れています。
観光客だらけのアマルフィの町
アマルフィの町にもポジターノのように山の急な斜面に建物がん並んでいる箇所がありました。
ちょっと内陸の町の中心の方向へ歩いていきます。
見事なアマルフィ大聖堂。お昼休みかなぜか閉まっていました。
イタリアっぽいファサード。ロマネスク、バロック、ロココ様式が見られます。
大聖堂前の広場の噴水。
そんなに大きな広場ではないので、多くの観光客でごった返していました。
目抜き通りは幅3mあるかないくらいの細い道で、お土産やさんや食べ歩き用の魚のフライを売るお店などがずらり。400mくらい行くともう何もなくあまり見どころはないです。
カフェにいた犬がキュートだったので思わずパチリ。
お土産屋さんで売るチリ。ナチュラル・バイアグラって本当なのでしょうか?
レモンの産地としても知られるアマルフィ海岸。レモン関連グッズがたくさん!
ちょうどお昼時でカフェもレストランもどこも激混みだったので近くのピザ屋でテイクアウトにして大聖堂の階段で食べました…テラスに座ってのんびりという雰囲気ではないです。
アマルフィからサレルノへ
見るところもあまりなく、夜はフェリーでシチリア島に行くので、さっさと戻ることにしました。
アマルフィ発サレルノ行きのバスは始発なので一番乗りで座れ、それほど混んでいませんでした。ソレント〜アマルフィの単純往復を利用する人が多いのでしょうか?
道はやはりところどころ1車線になり対向車線が通る間は待たされますが、比較的スムーズでした。
途中、レモンの果樹園や広めのビーチのある町、切り立った崖にある村などを通り過ぎます。
サレルノに近くなると地形も緩やかになり終点へ。鉄道駅までは歩いて数分でした。
サレルノから電車でナポリへ
ナポリからソレントまでは電車は近郊電車なので1時間かかりました。他方で、サレルノからは国鉄TrenItaliaの速い電車で途中停まる駅がないため、ナポリまでは30分強であっという間でした。
また行く?行かない?
5月下旬でこれだけ混んでいるとなると、7〜8月はかなりきちんと計画を立てないと十分に楽しめなさそうです。しかもまだ中国人観光客が戻ってくる前の話なので、徐々に戻ってくるようになれば、また更に混雑しそうです。
アマルフィ海岸沿いの景色が素晴らしく、ポジターノもアマルフィも今回行ってよかったと思いますが、どこも混んでいて、落ち着いて楽しむという感じの雰囲気ではなかったのが残念です。「また行きたいか?」と聞かれたら「もういい。」というのが正直な感想です。
次回はアマルフィ名物のスイーツを試した話です。