小説を書く方法~着想編~【1】
私が頂いた事のある読者さんからの感想の中で最も多いものは「キャラクターが生き生きしていますね」というキャラクターに関することほとんどです。
もちろんお褒めにあずかり光栄なことなので、
これからもその素養は大事にしていきたい自分の武器だなと思います。
ではどうやってキャラクターを生み出しているのか。
そもそも小説を自分はどうやって練り上げて書いてるのか。
今まで意識したことがなかったので、今改めて検証してみたいと思います。
▼まずはきっかけ。着想。
私の場合は最終的には「BL小説」というジャンルでしか考えないのですが、浮かんでくる状態では男女の制限はしません。
何もない状態から浮かんでくる着想点は「○○○な人を書きたい」「○○な関係の人間を書きたい」というきっかけ。
例えば
・手術は完璧だけど生活能力のない医者(男女どちらでも可能)
・アニメ研究部に入っている男子高校生。美少女にひとめぼれ
・爽やかなアイドル。でも裏では腹黒で色んな人を従えてる etc…
自分の興味が沸く人間像を単体が浮かび上がってきます。
それを迷うことなく主人公にしてしまいます。だいたいこのときの名前は「A」か「A子」です。笑
主人公が決まれば、もっと掘り下げてそのキャラの人生背景や属性などを考え、一人の人間をしっかり作り込んでしまいます。