うまい

うまい。飯がうまい。
ごはんがおいしい ではなく、飯がうまいのだ。

今、チキンナゲットを食べた。
ナゲットはくらし良好の商品のものだ。
おそらく数年ぶりに自分から食べたと思う。
自分は摂食障害である。
数字に神経質になるため、いつも成分表を見ては物を選んでいる。
外食で成分の情報がないと絶望する。
しかし、買った。
ナゲットを買った。
半解凍したものを食べることが好きだ。

うまいのだ。
チキンナゲットは、うまいのだ。

パサッとした肉のような塊。この時ばかりはケチャップもどこかバカバカしい酸味で登場。一口で頬張れば記憶は過去の小学生時代の運動会のお昼ごはんだ。
最高なのである。

これに白米を、食べる。
白米は60gをオーバーしないように1g単位で測って食べていたが、今日は100gくらいだった。
くらい……というのは見てみぬふりで、スケールがはっきりとした数字を出す前(グラついている0コンマ何秒)で、電源を切った。

白米。最高だ。
冷やご飯をラップに包みおにぎりの形にして、そのまま食べる。
ナゲットなどと合わせる時は、味という味よりも、喉にガーン!!と向かう感じが暴力的で大好きだ。

飲み物はジャスミン茶にした。
若干の邪道。
この場合は60度ほどの烏龍茶か緑茶がマストであった。
飲み切りたかったので仕方ないのである。


これだけを書きにきた。
医師のおかげで以前よりは良い方向に向かいつつある摂食障害と、なによりナゲットのうまさに感動した記録。

(※摂食障害は人により病状が様々です)

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