海はないが守りたい山がある
奈良クラブのホームゲームがある6月5日(土)「環境の日」にちなんだ【#ならをつなぐプロジェクト】#のこしたい奈良の景色 コンテスト企画
奈良県の環境保全で私の頭に浮かんだのは「海はないが山はある」
地球の環境保全では「地球温暖化問題」
その上で #のこしたい奈良の景色 を考えたときに思い出したのが奈良の山で楽しめるアイスクライミングのこと
アイスクライミングとは、氷瀑と呼ばれる凍った滝などをギアを使って登っていく真冬の山遊びの事です。
アイスクライミングは雪深く標高が高い岩稜中心の山で遊びます。※長野県から山梨県へと南北に連なる八ヶ岳(標高2,899 m)が有名です。
しかし、そんな山は限られる上に関西からは遠く山へ登るだけでも危険です。※自然の氷瀑ではなく人工的に作った氷壁でアイスクライミングを楽しむ場合もあります。
そんなアイスクライミングを自然の氷瀑で遊べる場合が奈良県にあるんです。
その貴重な場合は、天川村、川上村、上北山村、3村にまたがる大普賢岳の東面
地獄谷にあるシェークスピアと呼ばれている氷柱群です。
シェークスピア氷柱群には3本の氷瀑があります。
それぞれに「リア王」「マクベス」「ハムレット」と名前がついています。※名前がついた由来は知りませんw
シェークスピア氷柱群へのアプローチは2時間半ほど
アプローチは険しい道無き道を歩くことになるので難易度も一般的な冬季登山と比べて非常に高いです。
※危険箇所も多くアプローチには専門知識、装備、技術が必要です。また、山へ入るときはゴミは必ず持ち帰るなどの一般的な登山マナーも守りましょう。
シェークスピア氷柱群の氷瀑がしっかりと氷結してアイスクライミングが楽しめる時期は一時です。※1月下~2月にかけて寒い日が続いた時(暖かい日が数日続くだけでアイスが脆くなります)
氷瀑見物だけならしっかりと氷結してなくても可能ですが、アイスクライミングはしっかり氷結していないとアイスが脆くなり危険です。
近年は地球温暖化の影響なのか、しっかりと氷結して遊べる期間が年々短くなるどころか遊ぶことが難しい年もあるくらいです。
このままでは奈良でアイスクライミングが遊べなくなるどころかシェークスピア氷柱群の氷瀑さえも見ることができなくなるかもしれません。
6月は環境月間です。
この記事を書くにあたり「環境の日」を調べるうちに私も奈良の環境保全について改めて考えることができました。
この記事が少しでも多くの方の目に留まり、奈良の環境保全への関心と理解につながれば嬉しく思います。
奈良県の貴重な自然を次世代に残していきましょう。
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