タラベラからの手紙
スペインはタラベラ・デ・ラ・レイナという街に住む友人からメッセージが届いた。
なんでも40日ぶりに散歩が許可され、家族ばらばらに小一時間で との条件付きだが、外に出られたそうだ。
はー。と気の毒さと、感心する思いと、労りの気持ちがごちゃ混ぜになって一度におそってきた。
そもそも、スペイン人は日本人より外に出かけると思う。家に引きこもっていると、なんで外に出かけないの?と尋ねられるし、夕方家族で手を繋いで散歩している人々をよく見かける。知人の家族だって、決して裕福ではないが、毎週お気に入りのバルに家族全員で顔を出して何かつまむ。
そしてよく触れあう。女性同士、男女の場合の挨拶はキス2回。男性同士だって握手する。友人同士だって腕を組んだりとにかくベタベタしている。
家にこもって誰にも触れ合わないのは私たち以上に堪えるはずなのだ。
いつの日か、タラベラの友人に会い、ハグしたい。夫もスペイン語の勉強を始めたが、そういう意図があるかもしれない。いつの日か。。。