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遠い国と鬱防止


藝大のなかに見えるあれ都内で最も古いレンガ建築だそうで窓の鉄の扉が耐火目的の建物ですって感じですね。
上野の杜から根津の駅の方へ歩いて行くといい感じの店がたくさんあったりもしますが

プロフというらしい

ウズベキスタン料理というのがあったので行ってみた。
煮込みとかパスタとかいろいろあったけれど無難なピラフみたいなのを頼んで
後でウズベキスタン料理で検索するとこれの画像がいっぱい出て来てプロフというらしい
具として甘いフルーツが入ってたよ杏子みたいなの?
なぜか頭に神社が浮かんで・・鹿がいるとこのにおい・・あっ羊の肉か
大丈夫ちゃんと美味しかった。変に辛いとか脂っこいとか謎の極端に未体験な感じでもなく。
オイルで和えたニンジンのサラダも食べたことのないスパイスの味がして美味しかった。
サマルカンドって言葉の響きがいいですよね。行ってみたい・・と言ってるだけだと行かずに終わるとも思う。
今ちょっと問題抱えてじゃあ行動にというわけにもいかないんだけど

平日なのになんでこんな人と思う

朝というか、上野駅を公園口から出たらものすごい人。
平日なのになんで子連れと思うと中国語でしゃべりだすというのもよくあるけどこの時どうだったのかな。
その先の上野動物園に私も4歳らいのころ親に連れられ行ったらしいんだけどその記憶はほとんどない

東京音楽学校奏楽堂

正門をかすめ静かになった先にある昔の東京音楽学校奏楽堂
この道路すぐ下に京成の線路があって電車が来ると轟音が聴こえる。
なんとなく出てくるその4歳くらいの記憶か妄想か
道路の下から電車の音が聞こえるだろ?
え?わからない・・・
たくさんの線路を見下ろしたという記憶がはっきりあってこの先の跨線橋だと思うから実際あった記憶なのか

若い親、幼い自分・・私にとってそれメンタル的に危ない要素だったりして、変なネガティブが押し寄せてきちゃってとそんなとき
ピアノ。
過去どうだったかはもういいから、残り時間ピアノどこまでやれるかなと考えると心の持っていき場になる

奏楽堂

それで藝大のコンサートに行ったんです
オーケストラにチューバという楽器があって珍しくもなんともないんだけど、これを主役に据えたコンチェルトと言うとほとんどなく有名作曲家のものはイギリスのヴォーン・ウィリアムズが書いたものくらい。そのヴォーンウィリアムズだってクラシック聴き屋には有名だけど一般人は映画音楽のジョン・ウィリアムズと間違えそうな・・であのジョン・ウィリアムズにも実はチューバ協奏曲があって・・というところなんだけど

音大でチューバな人はみんなヴォーン・ウィリアムズのコンチェルトやったりするもんなんでしょ?
だから藝大のコンサートだしやるのそっちだと思いこんでスコア眺めたり準備をして行った。
ら、ステージの上にピアノが並んでる・・・ハープも・・チェレスタ?
もう一曲はメンデルスゾーンだしなんでいらない楽器がとプログラムを見たら

あっジョン・・・まちがえちゃった。
もったいない初聴きになっちゃったけど仕方がない、思い切り集中して曲の構造から何から把握しながら聴いてやる
始まった瞬間あっあの人の曲だなと思わせるんだからやっぱりすごい人んなんでしょうね。
始めこそ映画音楽で見せるあの感じもあったけどその後そうじゃなくコンサート用の曲を書くまじめな作曲家路線の・・はいいけど
2楽章に入ったところで鈴がリンリン鳴り出した・・客席から。
いまホールによっては事前に鞄の鈴の音は演奏の邪魔になるので気を付けるようにという放送を入れてくれたりしますが
音の方を見るとものすごい勢いで鞄をまさぐってんのが見えそれがしばらく続いた。
そういうの気にならないという人もいるのかもしれないけれど、私音楽を魔法かなんかみたいに思ってた人間なのでそいうので壊されると音が止んでももうダメなんだよね
と言ったって仕方がないので聴きますよ
ホールのせいかチューバ音が飽和していて結構速くて細かいパッセージが続くんだけどぼわーっと塊が聴こえてくる感じだった。
けどあれ、経験を積んでいくと場所に合わせてクリアに聴かせるようなすごい人になっていったりするんでしょうかね?
2楽章から3楽章にわたっていくところのコンセプトなんか面白いと思ったけどもうそこをちょっと深められるんじゃないかなんて生意気なことを思ったりして。

メンデルスゾーンもソロは多分完璧で・・でもそんなに前にぐわっと出てくる感じでもないかな・・・鈴?・・また?
そうではなくてヴァイオリンソロが高い音を弾き出すとホールの壁に反射してちょっと遅れた音が刺さるように聴こえ、それが鈴の音に聴こえて・・
以前同じ場でブラームスのコンチェルトを聴いた時にはそんなこと思わなかったんだからなんか変なスイッチが入っちゃったのかもしれない。
こういう日もあるでしょう。
最後わーっと盛り上がったところ、そのまま演奏するとソロがオケにかき消されちゃったりするのでオケがすっと引いてソロを聴かせるんですよね。露骨に引いた変なんで流れは保ちつつ・・
そういうの、ああいう所に乗る人たちには当たり前でほっといても自動的にそうするくらいのもんなのかもしれない。けど田舎から出てきて聴いてる私は生で現場で感じるプロの技を見たような気がして・・

こういうの書いてると聴こえてくる
そんなことして何が楽しいの
誰にも相手にされてないよ
偉そうになんか言ったところでお前座ってただけじゃないか
以前は鬱状態一直線だったそれも
ピアノやってるんだよがあれば


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