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「ニューヨークでたまたま出会わない説」のその後

Noteに書いた一番最初の記事は自己紹介文で、「ニューヨークでたまたま出会い過ぎる説」というお題でありながら、ニューヨークに住んでいるのに誰とも出会わないよ、っていうお話でした。

時々耳目にする「たまたま行ったニューヨークで、たまたますごい人と出会ったエピソード」がいつも不思議で、そもそもニューヨークにたまたま行かない(結構綿密に腰を据えて計画を立てて行ったり住んだりするものだ)、そしてニューヨークに暮らしていてもたまたま誰かに出会わない。でも、誰かと繋がりたいからNoteを始めます、と書いたのでした。

当時はマウントでもなんでもなく日本語で話せる友人が近くに欲しくて欲しくて、だけど、どうやったら新しい誰かと出会えるのか分からずにモヤモヤのどん底で、結構真剣に悩んでいた。

その記事を書いてから早3年。
果たして出会いはありました。

ポッドキャスト番組オーバーザサン絡みのNote記事を通して知り合い、ズームで時々話すようになった面白い友人が1人(西舘さん、あなたです)。Noteで発信していなかったら、絶対に出会うことのなかった生息地の異なる友人で、話すたびに世界を違う方向から眺められて、キリっと頭のネジが締まります。

そしてもう一人。きっかけはインスタグラムではあったけれど、最初にDMでやり取りをした時に、プロフィールにあったリンクからNoteを見ていただき、この人なら会っても大丈夫かも、と実際に会うことになり、すっかり親しくなった友人がいます。これもNoteでアウトプットしていたことで繋がったご縁と言えるはず。

その友人はその後ドイツに行ってしまったけれど、彼女を通してニューヨークに来たばかりの別の方とも出会い友人となり、時々ランチに出掛けて日本語で思う存分おしゃべりを楽しんでいます。

会ったことはなくても、Noteの記事やコメントのやり取りで繋がりを感じられる、友人のように好きな人々にも出会えて、当初の目的が叶った喜びを感じています。

たまたま待ちをするだけでは、きっと何も起こらなかった。小さなアクションが新しい友人をもたらして、ホッカイロを体中に貼ったみたいにポカポカぬくぬく温かい。

そして、小さなアクションから生まれたもう一つの小さなアクションがあります。前述のドイツに行ってしまった友人の発案で始めることになりました。ポッドキャスト。

年末年始に、当時はまだベルギーに住んでいた彼女を訪ねた時に、定期的にキャッチアップしましょう、そしてそれをポッドキャストにしませんか、という彼女の提案から始まったこのプロジェクト。

彼女がモヤッた案件を研究ネタで掘り下げていきます。準備に半年かかりましたが、エピソード1ができました。SNSに特化した不安症のFOMO(Fear of Missing Out)について18分ほど話していますので、興味のある方は聴いてみてください。

追:Apple Podcastでも聴けます。

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