石鹸って、そういえば、なんだっけ?/ 九州ちくごの作り手⑥まるは油脂化学
「汚れを落としたい」という欲は誰しもあるもの。手でも、体でも、お皿でも、服でも、キレイにしたいなと思ったら、簡単に「洗う」ことができる時代になりました。
水だけでは落ちない汚れを、どうやって落とすのか?古代の人たちも一生懸命考えていました。そんな中、自然の物質から得られる洗浄剤として、何千年も前の古代に偶然発見されたのが「石鹸(せっけん)」です。
肉を焼いたときに滴り落ちる「動物の油」が、薪を焼いたあとの「木灰」と混ざって固まった物質が、洗浄剤の効果があるということが発見