これから毎日椅子取りゲーム?
昨日の日記でさらっと書いてしまったが、わが職場で来月よりフロア移動とフリーアドレス化が決定したため、荷物の整理に同僚たちが追われている。
筆者も当然荷物整理をしなければいけないのであるが、さてさて、フリーアドレス制、であるだけなら大騒ぎはしない。これが、「在宅率50%を前提とした」座席数にするというのだ。
もはやテレワークありき、ということのようであるが、もちろんフリーアドレス自体に反対するものではない。もともと直行直帰の外回りの仕事を15年もやってきているので、オフィスに自分の席などなく、会議のために出社するときは常に会議室、当然フリーアドレス、あるいは強制的に前から詰めさせられるというスタイルであった。自分の席と呼べるのはクルマだけだった。
なので、「フリーアドレス自体に反対するものではない」のである。
問題は、テレワークありきで組まれたこと。もちろん、テレワークに猛反対する理由もないし、テレワークであればこそできる仕事も存在するので、うまく使い分けることができれば生産性は向上するであろう。
フリーアドレスとなることは、当然出社率の強制調整が入る。ということで、自粛期間でもないのに在宅を強制されてしまうのはいかがなものか。。。。と思うわけであるが、働き方改革を狡猾に利用し、人件費削減を狙っているのではないかというオフィス改革が最近各企業に横行している気がしてならない。別にオフィスの席が固定されないことは正直どうでもいいのであるが、席数を減らすことで出社する人間を悪人扱いする風潮が蔓延ってきている気がしてならない。どこまで働き方改革警察や自粛警察、テレワーク警察に忖度する気なのだろうか?
これまでのサラリーマンは出世すること、そのポストをめぐる椅子取りゲーム、あるいは行きたい部署があった時の椅子取りゲームはあったと思う。これからは、出社するという椅子取りゲームと、テレワーク警察に忖度することでサラリーマンの地位自体を守るための椅子取りゲームをしなければならないということだ。テレワーク=在宅勤務ではなく、テレワーク>=在宅勤務である。なので、自宅で仕事ができなければサテライトを考えることも必要。別にそれを会社で所有することは必要なく、どうせ実質増税になるテレワーク手当を支給してやるから会社に来るなというのであれば、せめてサテライトオフィスやコワーキングスペースを借りるお金くらい・・・・・と思うのは筆者だけだろうか?