ゆたか

ぼちぼちやってます。

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最近の記事

それしか選択肢がない。

 "cube 一度入ったら最後"を視聴してきた。映画館で映画を見たのがアベンジャーズ エンドゲームだったから2年ぶり。しかもレイトショー貸切状態。  映画館の雰囲気っていいよね。全部が大きくて。人が少ない夜の映画館は、より大きく感じるよね。  ネットやラジオでの評判や、清水監督の長編物ということが作品の期待値を高くした。  ーー"それしか選択肢がないんだ!"   登場人物のセリフの1つに、自分の過去と重なった。何かを変えたくて、でも変わらなくて、誰にも伝わらない。

    • 待ち合わせ

      久しぶりに会う友人と待ち合わせ。 人通りがおおく忙しない交差点の一角を集合場所に選んだ。 ソワソワする。 タピオカ片手におしゃべりをする女子高生が気になるわけではなく、派手な服装のおばちゃんの世間話がうるさいわけでも、車の騒音が喧しいこともない。 澄ましたように立っているが、むず痒い身体を押さえ付けるのに必死である。 早くこないかな。

      • 遠回り

        知らない場所へ出かける時は必ずマップアプリを使う。目的地の位置がおおよそしか覚えていないからだ。(会いたくない相手との待ち合わせ場所のお店の名前を覚える気がないほどである。) 行きたい場所への案内をルート検索をすると丁寧な案内が表示されて走り出すと案内が開始する。 世界を画像で見渡せる某アプリのマップを使うと最短距離で教えてくれる。最も短い距離だ。稀に大通りを外れて田んぼ道を通り元の大通りに戻されることがある。 いや、ここまで短くなくてもええやないか。 帰り道その大通

        • 買い物

          ああ、またこれか。 日用品など必要なものは補充することが目的であるため、迷わず決めることができる。 "時間があるし、ふらっと買い物でもしようか。"とウインドウショッピングをすると優柔不断な自分が顔を出す。 これはいま必要なのか。 他にもっと良いものはないのか。 ぐるぐる迷っている時間は非常に好きだ。あれこれと考えている時間はとても有意義ではある。 ただ、この時間が長いとつい独り言が大きくなる。 ああ、店員さん違うんです。 独り言です。気にしないでください。

          おせち

           年が暮れるとお節の仕込みがはじまります。その仕込みの数は48種類。お店レベルとしては平均のようですが、ホテル等はそれ以上になるそうです。48種類の仕込みとなると12月中旬から始まります。縁起の良い食材やお重を選び、丁寧に形を整え味をつけていきます。そして12/30に盛り込みをします。30日は通常営業を中止して調理場全員でお節の盛り込みをします。今年は多くのお客様にお届けするために6:00-19:00休み無く。  作業中にきれいに敷き詰めるのですが、ある程度慣れますと今年1

          ありがとう。

          1年前の君へ。 ある出来事で全てに対して無気力になっているでしょう。しかし、塞ぎ込むことなく友人や家族に相談した君は偉いぞ。 友人はお酒の席で励まし、家族は前向きにるような言葉をたくさんかけてくれたよね。 "まず、自分を許すことから始めなさい。" 叔母からの言葉は当時は意味がわからなかっただろうけど、この言葉には間違いはないから。 君の周りには沢山の言葉をくれる人がいる。その人たちに何も返すことはできないけど"ありがとう。"と言えたらもっと楽になれただろう。 難し

          ありがとう。

          短ければ良いものではない。

          インスタのストーリーで美味しそうな写真と共にテキストにでかでかと"ま"の文字があり、どんな意味なのか調べるとまかないの略だそうです。バイト先のことをバ先と言うそうで、アルバイトのまかないは"バ先のま"となるようですね。また、メッセージのやりとりで."了解"を"りょ"と使う方もいるようです。 意思疎通において無駄を省くことはスムーズなやりとりにつながるかもしれません。"バ先のま"や"りょ"は使ってみたいですが短くなり過ぎている言葉には抵抗があります。 女子高生のスカートであ

          短ければ良いものではない。

          漫画

          活字を読むことが好きで、空いた時間に読書をします。ジャンルは問わず雑食とよく言われます。 どの作品にも名言のようなものがありますが、よく頭に入るのは漫画なんですよね。 "諦めたら、そこで試合終了ですよ。"ースラムダンク "タバコはね。赤子が乳房を吸うように吸うんだよ。"ーレンタルおじさん "いいんです。自分たちのペースで。"ー喰う寝る2人、住む2人 "女の嘘を許すのが男だ。"ーワンピース 文字や絵がある方が印象に残るのでしょうか。たまに思い出して自分の戒めとしてい

          かっこいい人。

          千手観音像の如く仕事をする職場の先輩。旅先で出会った生命量溢れるヒッチハイカー。図書館でものすごく集中して本を読む老夫婦。サッカー選手。音楽界の著有名人。 やりたいことをやっている人がかっこいい。 自分はやりたいことをしている時、かっこよく見えるのだろうか。

          かっこいい人。

          引っ越し

          新しい街、新しい人に高揚感を持ちながらする作業が引っ越しである。などというのは理想で、戦友とも言える家具たちを選別しなければならないのが現実である。 使い古したコタツ、友人からもらった物、先輩に買ってもらったよくわからない置物。できるなら全てを連れ去っていきたい。 そんな家具たちの顔を見ながら、きみはいる、きみはいらない、きみは必要、きみは捨てる。の繰り返し。 思い出深い物しか残っていないため、家具たちの顔を見ると出会いや付き合っている時の思い出が巡ってくる。 ああ、

          引っ越し

          トルゥーマンショウ(ネタバレ)

          冒頭から主人公は映画の住人であり、その他の登場人物は演者であることが伝えられるこのシーンで"ネタバレ"を作品から言われ、見続けることが萎えてしまう。しかし、本作にはそんな"ネタバレ"をされても作品に引き込まれるところがいくつもある。 まずは、カメラワークである。いかにも隠し撮りをしているようなカメラ配置はまるで"初めてのお使い"のようにうごき、この映画の特徴の1つのように見える。そして、演者たちの動きも"演じている"のである。ラストに近づくにつれて主人公とともに本作の粗さが

          トルゥーマンショウ(ネタバレ)

          今はそう想う。

          見たことのない景色。伝わらない日本語。知らない自分を見つけることができる。 見つけたり、見たものは日常に新しい味を届けてくれる。 たまにでいいかなぁ。 今はそう想う。

          今はそう想う。

          フーガはユーガ/伊坂幸太郎

          とある双子のお話。 伏線の回収が非常に鮮やかでした。1年ぶりの長編ものでしたので、かなり楽しみにしておりました。 閑話休題 登場人物の名前の理由を自分なりに考えたり、関係性について考察するとより面白みが増しました。

          フーガはユーガ/伊坂幸太郎

          ガソリン生活 伊坂幸太郎

          本作は緑のデミオが主人公のため、車が言いそうな発言がおおく自分のツボをついて読み飽きることはなかった。 車同士の会話は幼少の頃トーマスにかじりついていた頃を思い出させた。 "車輪が多ければ多いほど知的である。2輪車とは話が通じないが、電車はすべての車の尊敬のマトである。" "渋滞はやはり好まない、できることなら爽快に走りたいものだ。……こうやって話ができるから悪くないな。人間はやはりせっかちだ。" まるで、近年の交通マナーの悪さを皮肉っているように書いてある。 ミス

          ガソリン生活 伊坂幸太郎

          休日

             昼まで寝て、追われることなく身支度をする。遅めの朝食を摂り一呼吸。やらなければならないことが少ない日。      自分のための時間なのに他の人を思う。先に行っているのではないのか、置いて行かれているのではないのか。    そんなこんなで、日が沈む。

          卒業する自分へ

          お元気ですか。    新しい生活を前に浮かれてはいませんか。SNSに変な投稿をして就職先に目をつけられていませんか。    学生でいた時のモチベーションのままだと、とても辛い朝を迎えることになると先輩はおっしゃっていました。卒業を迎えた後にちゃんと切り替えられると良いスタートダッシュをすることができるでしょう。    卒業式に行けない私はもう少し学業をすることになりました。同期との卒業旅行は私にとって傷心旅行となりましたが、それはそれで良い思い出となりました。    

          卒業する自分へ