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通信制高校に転・入学迷うお母さんたちへ

現在高校2年生のうちの子は、2年生から通信制高校に転学。

転学するときの私の葛藤も、今の娘を見てれば悩むだけの価値はあったけど決断できてよかったと思ってる。

私の子どもも中学時代に起立性調節障害を発症したり家庭問題で精神的に落ち込んだりもありつつ、高校生活に不安を抱えながら全日制に進学し…良かれと思って親の私のエゴでさせました。

でも、結果的に通信制高校に転校することになり、今ではバイトをしながら明るく過ごしています。

でも、どうしても通信制高校ってネガティブなイメージが強い人も多いはず。

「この子には全日制高校に行ってほしいけど…大丈夫かな?」

「通信制ってどんなところ?ちゃんと卒業できるの?」

だけどわが子の為に、どう選択すべきか…いや、ぶっちゃけていうと通信制という選択肢を選びたくないお母さん、高卒資格が取れるならどちらでもいいからと迷う不登校のお子さんのお母さん、今は少なくないはず。

そんな不安を抱えているなら、少しだけ私の話を聞いてみてほしい。

「通信制なんて…」と思っていた私が、どうして「選んでよかった」と思うようになったのか?

決めるのは、お子さんと親御さん。
結果的にいい選択ができるといいですね。

こんな内容で今お伝えできる全貌を一挙お伝えします。

▶通信制高校を選んでよかったと思うこと

不登校気味の子どもを持つお母さんへ。

「高校受験を控えているけど、やっぱり全日制に行ってほしい…」
「通信制ってどうなんだろう?正直、不安…」

その気持ち、痛いほど分かる。
私もそうだったもん。

うちの子も中学2年のときに起立性調節障害を発症して、家庭内不和も重なってふさぎ込んでしまい不登校がちに…。

私の・・・ほぼ私のエゴ(もちろん子供の為に良かれと思って)全日制高校に入学させたものの、やっぱり遅刻や欠席が増えて。

最初は全日制に受かった後は通信制なんて考えてもいなかった(考えたくなかった)けど、結果的に転校して本当に良かったと思ってる。

今回は、実際に通信制高校に通っている子どもを持つ親として、通信制を選んでよかったことを話してみる。


▶高校の「単位」ってなに?

まず、全日制と通信制の違い、「単位」について少し説明してみる。

高校を卒業するには、必修科目を含めて「74単位以上」を取る必要がある。

これは通信制とか全日制とか関係なく国が定める数字。

●全日制の単位

全日制高校は学年ごとに授業を受けて、年度末に成績=単位獲得確定して、学校ごとに定める必要な単位を取れないと進級できない。

ちなみに全日制は74単位と言わず、それよりも大きく上回る数を3年間で取得するように計画されてる事が多い。

事実、うちの子は全日制通学時1年生のうちに、74単位必要なうち、約半数を1年間で取得できていた。

単位を取るには、

・授業に参加
・テストの点数
・提出物

これで総合的単位が判定されてるみたい。

ちなみにうちの子は遅刻多めで欠席もしていたけど、なんとか出席日数は何とか足りていた。
だけど気力も落ちていてテストの点数も悪く、提出物遅れも多く、留年の可能性も出てきて最終的に補講・テストまで受けるほどでした。

●通信制の単位

一方、通信制高校は授業の出席ではなく、レポート提出やスクーリング(学校に行く日)で単位を取る仕組み。

要は「時間割通りに毎日学校へ行くこと」が前提の全日制と違って、
自分のペースで学べる=自分でやらなくちゃいけない
のが通信制の特徴なんだよね。

「自己管理なんて、うちの子には難しそう」とあきらめないでほしい。

たしかに「自己管理」がとても大事。
むずかしい子には、親のサポート、もしくはサポート校の併用がないと進級が難しくなる。

だけど、高卒資格を取るための最低限でもいいのなら、全日制の学校より学習内容は濃くない感じがします、といっても甘く見てはいけないけど。

うちの子の学校に限ってしか言えないけど、学校の先生は、どちらかというと塾の先生のようにフレンドリーな方が多い。

全日制の1クラスを担任する先生よりも、通信制の先生の方がずっと身近で子供に寄り添ってくれる感じ。


▶全日制と通信制の違い

簡単にいうと、

  • 全日制:毎日登校して授業を受ける=出席することで単位取得。
    当たり前だけど、これがきつい子もいる…人間関係、体調面…。

  • 通信制:レポートやスクーリング、テストで単位を取得(登校は少なめ)。学校によりけりだけど通信制でも毎日登校、週1登校、月1登校などプランの自由度が高いところも多い、うちは月1登校で毎月レポート提出の期限で登校してる。

    当然「通信制」なので、出席日数は関係なく、単位取得にはスクーリング参加とレポートの提出で単位取得になる。

全日制だと「授業に出ないと単位が取れない」けど、通信制なら「自宅学習+レポート提出」が基本だから、体調が不安定でも学び続けられる。


▶通信制への偏見・将来への不安と母親の葛藤

最初は「通信制なんて…」って抵抗感があった。

「友達できるの?」
「卒業しても大学や就職は大丈夫?」
「ダラダラ過ごすんじゃない?」

でも、実際に通わせてみると、そういう偏見って半分は思い込みだったな、と。

(ダラダラしやすいのは否定はできないけど💦)

ちゃんとレポート期限を守り、年に2回ある2泊3日のスクーリング合宿もなんだかんだ言いながら友達がジワジワ増えたりして、順調に前期の認定試験もクリアしてました。
※娘の在籍している学校は前期後期の二期制。

●親が「全日制」にこだわる理由

正直、私も最初は「全日制に行って卒業までしてほしい」と思ってた。

  • 進学や就職に不利にならないか不安

  • 「通信制=不登校の延長」みたいなイメージがあった

  • 自己管理ができなくてだらしない生活を極めてしまうのではないかと不安があった。

  • ひきこもって社会性が身につかないんじゃないかと思った

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