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【失敗談】確実に失敗する経営の方法3選〜成功したければまずこれを読め〜

初めまして。おっしーです。
小学校の教員を辞めて、独立して経営者7年目になりました。
がむしゃらに走ってきて、たくさんの失敗と失敗を重ね(笑)、まだまだ失敗ばかりですが、それらの体験から得られた成功もあるので、日々楽しく、やりがいを感じています。

今振り返って、「もっとこうしておけばよかった。」と思うことがたくさんあって、それがあるから今があるし、まだまだ成長していかないといけないと感じているので後悔はしていませんが、なるべく身近な仲間には同じ経験して欲しくないので、その経験を若いメンバーに伝えてたら、それぞれが良い方向に進み始めてるので、一度noteにまとめてみようかと思い、記録します。少しでもあなたの経営に参考になれば幸いです。

簡潔に書くので、詳しく聞きたい方はDM等でご質問くださいね。

確実に失敗する経営の方法3選

  1. お金をかけたら失敗する。

  2. スタッフを不幸にしたら失敗する。

  3. 信用をなくしたら失敗する。

1.お金をかけたら失敗する。

(1)初期投資をかければかけるほど失敗する。

独立して意気揚々。融資も経て、外装から内装まで決めてかっこよく決めたいところですが、そこにお金をかけると確実に失敗します。
全ての事業とは言いませんが、初期投資は回収しなければならない借金。
限りなく少ない方がいいです。見栄やプライドを大事にして、カッコつけてると、後でカッコ悪くなるので、初期投資は限りなく少なめに。
改装したいなら、利益がでた余剰分で改装すれば、何の問題もないです。

〈ポイント〉
できる限り自分で行い、必要なものだけ買って、初期投資を限りなく抑える。

(2)固定費をかければかけるほど失敗する。

開業すると、
・家賃
・水道光熱費
・携帯代、インターネット代
・HP代
など固定費がかかってきます。
一度契約すると確実に毎月引かれていくもの。開業すると寄ってたかって固定費を搾取にあらゆる営業が来ますw
サブスク的な形で毎月安いからとどんどん申し込むと、どんどん固定費が増え、毎月の利益が減っていきます。後で振り返った時に、「やべ!!」となることは多々ありましたw しかも解約すると、手数料も取られる始末。
逆の立場を考えてみてください。
企業側として、毎月固定して利益を得られる仕組みの方が有難いでしょ。
単発より毎月確実に入ってくる方が安定しますし、安心します。
なので、経営として固定収入を作る戦略はお薦めしますが、固定費をかけることはお薦めしません。
経営者の役割は、利益を出すこと。まずはここを最優先で進めましょう。

〈ポイント〉
利益を出したいなら固定費は限りなく無くしましょう。

(3)いい車を買うと失敗する。

賛否両論あると思いますが、車が好きで、いい車を買った側からすると、全然必要ではありませんでした。もちろんかっこいいし、安全だし、乗り心地もいいですけど、必要かと言われると、「必要ではなかった。」
中には高く売れる車もありますが、それはほんの一部で、ほとんどが半値以下になることを考えると、経営者として正しい車の買い方は、利益がめちゃくちゃ出た時の「節税」でしかありません。お医者さんがベンツ乗ってるのも税金をめちゃくちゃ払ってるので、払うなら車買った方がいいよね。ということくらい。
自分の知り合いの資産家もキャッシュを億単位まで貯まるまではプリウスでしたし、「車は絶対やめた方がいい」とおっしゃってました。
※お金持ちの考え方に関しては、また改めて記事にしたいと思います。

ちなみに燃費に関して調べてみたんですが、
ガソリン140円の時の燃費1km/ℓの違いは年約6000円。
燃費が5km/ℓ違くても、年に3万円。5年で15万円。
なので、それほど違いはありません。
燃費がいいからと言って、高い車乗っても、結局燃費でカバーできない差額だと、車両が安い方がキャッシュが残ります。
日本車は10年30万キロ乗り潰す方がコスパがいいらしいです。


〈ポイント〉
いい車はめちゃくちゃ稼いでから、節税対策で乗る。それまでは安くて燃費の良い車を。


(4)人を雇いすぎると失敗する。

実は一番お金がかかるのは人件費です。あまり見えていない人もいますが、
人を雇うと同時に以下の費用がかかってきます。
・給与(基本給、賞与、交通費、各種手当など)
・社会保険料(これがめちゃ高い。給与の15%を目安に)
・雇用保険
・民間の保険(火災保険、賠償保険など)
・ユニフォームなど

1つ目安となるのは、労働分配率。
売り上げに対する人件費の割合です。
業種によって割合が異なりますが、
例えば、
月の売り上げが100万円だったとして、
・人件費+社会保険料等が50万円だったとしたら、労働分配率「50%」です。

業種による目安として、
・製造業 46.1%
・情報通信業 55.4%
・小売業 49.5%
・飲食サービス業 64%など
全業種合計 47.7%
だそうです。
詳しくはインターネット等で検索してみてください。
あなたの業種での労働分配率を知った上で、何人人を雇うかをきめ、手が回らないならば、業務を見直しましょう。

〈ポイント〉
人を雇う前に労働分配率を見極めましょう。


2.スタッフを不幸にしたら失敗する。

(1)無理が多いと失敗する。

個人でやる分には全く問題ありませんが、人を雇って経営する場合、自分の代わりに動いてくれる人が不幸であればあるほど、どんどん人が辞めていき、結局仕事が回らずに経営が成り立たず、失敗することは間違いないです。

基本的に人は「まずは自分が幸せになりたい」と思っています。人のために動ける人はほんと稀ですが、自分を犠牲にする「無理のある」環境だと、どんどん余裕がなくなり、自分のことしか考えられなくなり、他人のことは・・・。という状況になります。

逆に、スタッフが働く環境もよく、給与も満足できる内容だと自分は満たされている分、人のため会社のために頑張ろうというマインドになります。
スタッフや一部の人に「無理」がないように、気を配るべきです。

見極めのポイントは、「常に表情に笑顔があるかどうか。」
作り笑いはすぐバレます。

〈ポイント〉
スタッフに余裕があるか、常に笑顔をチェックしましょう。

(2)話を聞かない人は失敗する。

自分のこだわりが強いあまり、人の話を聞かず、組織から孤立すること場面を多々みてきました。自分は「こだわらないことにこだわる」面があるのでそこまでありませんが、スタッフは、基本的に「話を聞いてほしい」と思っています。多くの職場の愚痴を聞いてきましたが、給料云々より、「話を聞いてくれなかった」というのがほとんど。

理念やビジョンは大切で、共有することは大切なことですが、
会社経営は登山みたいなもので、登り方は1つではありません。
現場のスタッフだからこそ、知り得る顧客の情報を掴んだ上で、どの登り方が一番いいのかみんなで話し合い決めていく方が、働いている人もやりがちを感じてくれることでしょう。

経営者として、「これだけは譲れない!!」ということも大切なので、互いに「本音」で話し合い、ぶつかり合いながらも道を決めていく方が健全と言えます。

そもそも経営者の判断が「絶対正しい」と思うこと自体がリスクです。
世の中に正解がないことを考えると、一人よりも数人で多面的な見方で判断した方が合理的です。最終的に経営者は決断しなければなりませんが、それまでにスタッフの意見を聞いて、より合理的でみんなが納得できる形が理想出来ではないでしょうか?

〈ポイント〉
スタッフの話を聞いて、より合理的で納得感のある決断が大切。

(3)任せすぎても失敗する。

人を大切にするあまり、任せすぎて、その人しかできない仕事が生まれた時トラブルが起こることがありました。
例えば、
・その人が辞めてしまった時、カバーできる人がいなくなり、仕事が回らなくなった。
・お金周りを任せすぎたばかりに、その人に権力が集中した。
・あまりに多い業務を任せすぎて、無理が生じた。
など様々です。

基本的に立ち上げの段階では、一通り自分でできることをやること方がいいかと思います。自分がある程度できるようになっておくと、スタッフに教えれますし、その人がいなくなった場合でも自分でリカバリーできます。

自分でどうしてもできない領域は、専門家に委託する方が安全です。
・労務士
・税理士
・弁護士
・行政書士
など、会社を経営にするにあたっては必要な面は多々あるので、お金を払ってでも専門家に任せたほうがきちんとやってくれます。

〈ポイント〉
誰か一人に権限や負担が行かないように気をつけましょう。

3.信用をなくしたら失敗する。

(1)「社会人としての基本」ができてないと失敗する。

当たり前の話なんですが、あなたはどんな人を信用しますか?
・時間を守らない人
・約束を守らない人
・身だしなみが整ってない人
・挨拶がない人
を信用しますか?

ここに違和感があると、人は信用してくれません。
自分はやっているつもりでも、「あの人は挨拶しないよね」と言われたことがあります。
社長だからこそ、謙虚に、社会人としての基本を実行することが、社員や会社そのものの信用にかかってきますので、自分も常に襟を正すつもりで原点を大切にして行った方がいいです。

自分は経営1年目に東京の勉強会に毎月参加し、日本の一流企業の経営者の方々に直接お会いしたことがあります。
皆さんに共通していたのは、
・謙虚
・礼儀正しい
・丁寧
・熱量がある
・常に学んでいる
・人とのつながりを大切にしている。などです。
日本の一流企業の経営者の方がそうなのですから、自分達は・・・となりますよねw

一流の人に会うこともとてもいいので、そういう機会がありましたら、どんどん参加するといいと思います。無理のない範囲でw

〈ポイント〉
当たり前のことを当たり前にする。

(2)期待を越えられないと失敗する。

ビジネスが成功するポイントは「口コミ」と「リピート」と言われています。
飲食店をやって1年半で閉店した経験もありますが、特にサービス業はBtoCの1発勝負のシビアな世界だなとつくづく思います。

1発目で、
「不味い」→二度とこない。・・・期待値以下
「普通」→選択肢に入ったり入らなかったり。・・・期待値通り  
「うまい!」→また来たい!(リピート)・・・期待値以上
「感動!!」→最低3人に言いふらす(口コミ)・・・期待値異常

どう思うかで決まってしまいます。
みてわかる通り、期待値以上になった時に初めて、「口コミ」と「リピート」になり、次につながります。

どのビジネスでもお客様が「期待値以上」に喜んでいただけるかどうかが大切。
その領域に至っていない場合は、どうすれば喜んでくださるのかを考えていかなければなりません。

またお客様は「常にいい意味で期待値を裏切ってほしい」と願っています。
ということは、期待値は少しずつ上がっていきますw
同じことばかりしていても飽きられるのも確か。

だからこそ、多くの企業は定番商品を大切にしつつ、新商品を出して、飽きの来ないように仕掛けた上で、やっぱり定番がいいよね!って思ってもらうように努力しています。

信用を爆上げするには、
中村文昭さんの「頼まれごとは試されごと」がめちゃくちゃオススメ。
①返事は0.2秒
②「はい」か「YES」か「喜んで」
③すぐやる
YouTubeや各地での講演会をされてるので、直接聞くとめちゃくちゃいいと思います。

〈ポイント〉
いい意味で常にお客様の期待値を超えていきましょう。
※この駆け引きが事業の醍醐味ですよね〜。

(3)社長が贅沢すると失敗する。

最後に。
スタッフも周りの人も経営者をよくみています。
その人がどんな服装で、どんな車に乗って、どんな時計をして、どんな生活をしているのか。
自分も常に反省の日々です。

あるとき、ある人と、ある大物政治家の自宅に立ち寄ることがありました。
政治歴数十年を超える方で、地元から厚く信用されている方です。

行ってみて驚いたのは、大変失礼なんですが、
あまりにも質素で、本当にご自宅かどうかわからなかったw

大物政治家ともなると、大豪邸に住んでいて、いい車に乗り、立派な盆栽があるイメージですが、それとは正反対で・・・。

話を聞くと、台風の時に、自宅が雨漏りしているにもかかわらず、地元の人の支援を懸命にされていて、台風があるごとに体育館に1次避難されているそうです。

身をもって「人のため」という姿勢が地元の方々から厚く信用されている理由だなと感銘を受けました。

経営者も同じだと思います。
経営者の1番の役割は「会社の利益を最大化すること」です。
自分も大事にしながら「質素倹約」に努め、スタッフに還元しながら、会社の利益を最大化する。

星野リゾートの星野佳路さんがグロービスで語ってる動画がオススメなので、ぜひ一度見てみてください。

生意気なことばかり書きましたが、
まだまだ自分にはできていない事ばかりです。

ただ身をもって痛い思いをしてきているので、意欲がある仲間には伝えたいなと思い、noteに記録させていただきました。

「失敗は成功の内」と言いますが、失敗しないことに越したことはありません。しかし、身をもって失敗した経験がないと実感を伴わないのも事実。

だからこそ、行動し、失敗し、成功すると思うのです。

人の失敗から学び、実践で学びながら、より良い経営を目指し、多くの人を幸せにする最幸の経営者になってください。

応援しています!!

皆さんの幸せな経営に少しでも参考になれば幸いです。

質問等もDMで受けてますので、不明な点等ございましたら、ご遠慮なく支援させていただきます。



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