器質化肺炎って?
昨日お昼過ぎ、スマホに見知らぬ先から着信がありました。ふだんなら無視を決めます。
でも、もしかして? と出てみたら、今月から母を自宅で診てくれることになった訪問医の先生からでした。
「肺にまだ少し影はありましたが、紹介状の経過と状況をみて、しばらく薬なしでこのままで様子をみましょう」
先生は太宰府市にあるわたしの実家で、母を診てくれたその場ですぐ電話をかけてくれたようです。
「有難うございます! 本当に助かりました! これからもどうかよろしくお願いいたします!」と声がうわずりながら大きくなるわたし......
そのお知らせはこの8ヶ月間で、母が一番欲しかったものだろうなあと思いました。
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母が肺炎を発病したのは今年の3月中旬のことです。
最初は咳が止まらなくなり、家から近い父が通っているというだけの理由で内科の専門ではない個人病院で薬を処方してもらいました。あとで母自ら、これが大失敗だったと漏らしています。父はこの時母が咳漏れを気にして毛布をかぶって寝ているのを何度か見かけたそう。
咳はおさまるどころかひどくなり続いて呼吸まで苦しくなり、さすがに命の危険を感じた母、レントゲンを撮ってもらったら肺がもうひどい状態でした。
大きな病院に紹介状を書いてもらい即入院(PCRは陰性)。肺細胞の生検をしてどういった肺炎か詳しく調べてもらうことになりました。
ところが、母の血管は繊細で、また血がサラサラ過ぎるというLDL(悪玉コレステロール)ちょっと多めのわたしからしたらうらやましい体質ゆえ、出血が極端に止まりにくいことがわかり検査は中断。その後は投薬しながら、約3週間、酸素吸入を続けてもらいました。
主治医から、肺炎の種類は器質化肺炎(だろう)と説明を受けました。生検ができなかったので母の投薬を見ながらのこの診断、(だろう)でもわたしはまず全面に信用しました。
器質化肺炎という肺炎はこれまで聞いたことはなかったものの、ネット等で調べてみると思い当たることがあったからです。