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【梅雨は湿度管理で快眠】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、寝室環境を整える重要性ついてお伝えしました。今回は、梅雨時期に対策してほしい湿度ついてお伝えします!

湿度と室温の関係

雨が多くなってきて梅雨本番!ジメジメしてもわっとして嫌な暑さが続いていますね。気温はそんなに高くなくても、湿度が高いと体感的にはその気温以上に暑く感じてしまうものです。それが湿度の厄介なところ。

湿度には相対湿度と絶対湿度の2つの表し方があります。よくパーセント表示されている湿度は「相対湿度」にあたり、空気中に含まれる水蒸気の割合を指します。一方、「絶対湿度」は1立方メートル中に含まれる水蒸気の量を指します。

絶対湿度は絶対量なので温度は関係ありませんが、相対湿度は、温度によって空気が含むことのできる水蒸気の容量が変動してしまいます。例えば、30℃と15℃では、30℃の方が容量が大きくなるため相対湿度が同じ50%でも実際の水蒸気量は30℃の方が多くなります。そのために気温が上がると空気中に含まれる水分量が多くなりやすいため、相対湿度を見る際は冬場と同じように考えてはいけません。夏場と冬場で睡眠にとって適切な温度・湿度は異なるのです。

湿度の調整と睡眠の質

前回もお伝えしましたが、高温多湿環境ではメラトニンの分泌が抑制されて睡眠の質は下がってしまいます。そのため、室温の調整が必要となります。その際に湿度の調整も大事にしていただきたいです。

高温環境でも、低湿であれば発汗しても汗は蒸発して空気中に逃げていくので、皮膚表面が汗に覆われることなく睡眠の深さに重要な放熱は促進されます。しかし、高温高湿環境では、空気中にすでに多くの水蒸気が存在しているため発汗しても蒸発せず、皮膚から流れ落ちる無効発汗量が増加します。無効発汗量とは、本来体温を下げる目的で行われる発汗の役割が果たせない汗のことです。そして、無効発汗により放熱が促進されないだけなく、皮膚が濡れた状態が保たれるため、身体は脱水を防ごうと発汗量を減らしてしまいます。そうなるとさらに深部体温を下げられなくなってしまいます。

ではそう対策するか、皆さんエアコンの除湿機能って使ったことありますか?「室温が高いから冷房を入れる」の一択ではなく、湿度が高くて室温も高い場合は、まず除湿をかけてみてください。室温が下がらなくても除湿されるだけで涼しくなることがあります!夏バテ防止のため、寝室には温湿度計を設置して、寝室環境を整えましょう!

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