「いのほたチャンネル」200回記念🎉振り返りその2 heldioリスナー必聴の回はこれ!

 今回、200回を記念して振り返る、とは言ったものの数が数だけに…😅まずはどこで絞り込むか?まず外そうと思ったのが二人飲み会回。特段新しい話もなかろう、と思ったからだ。ところが一昨日、眠れなかったので布団から起き出し、ビールをプシュして「いのほた」の動画リストを見ていると記憶にない飲み会回が…「まあツマミにするにはちょうどいいか?」と再生スタート。すると、徐々に面白くなっていく。井上先生とビールの力がどんどん堀田イズムを引っぱり出している。これはheldioリスナー必聴の回!というわけで、ビール片手にnoteを書くことにした。さて、その配信回は…?   
 2022年8月17日配信#50〜52「ただ飲んでしゃべってます」であ〜る。登場者は井上先生、堀田先生、そしてまさにゃん。堀田先生の英語史にかける情熱、それを引き出しながら笑みを浮かべる井上先生、二人の会話の隙を狙って暴走を狙うまさにゃん。全編を通じて三者三様の個性を味わえる!忙しいリスナーは私製タイムラインを利用しながら聴いてほしい!

まずは、#50「閲覧注意!ただ飲んでしゃべってます。50回記念雑談回<前編>」
最初はゆるーくスタート。忙しいリスナーはこの回は飛ばしてもオッケーか。
04:10 井上先生「ゆる言語学ラジオの堀元さんを目指してる…」とカミングアウト。
13:00過ぎにまさにゃん参戦。古英語ベーオウルフで自己紹介→順調にスベってる!
15:00  まさにゃん→堀田先生に「あれだけYouTubeはやらないと言ってのに…」

ガソリンが入り、堀田先生が徐々にヒートアップ。
08:10  YouTubeの編集を褒められ単純に喜ぶ井上先生「老後はこれで生きていこうと…」この素直さとニコニコ顔に人はコロッと行くのだろう。
14:50  井上「人が語源の話を面白がるのはなぜ?」堀田「語源ポトスというのがあって、人は語源の話をするとコロッといく。昔はこうだったんだよ、と言うとオーラが漂い、教訓ぽくって説得力があるのでコロッと騙されちゃう。」
なるほど!これについてのumisioの所感はこれ。急ぎの方は飛ばして!

◯「なぜ語源にコロッと騙されるのか?」についての一考察考。語源がないと単純暗記するしかない→外国語の単純暗記はしんどい😓。他教科はどうか?数学では公式プラスそこに至る理屈(証明)があるので考えながら覚えられる。歴史や理科もそう。それがないのが英語だけ。丸暗記しかない。これは単純暗記が苦手な人には辛い。そこに理屈(証明)のようなもの、即ち「語源」が出てくれば飛びつくのは当然。それは仕方ないし、正しい姿勢。もしそれに騙されない人間にするためには、①単純暗記の純粋培養を徹底する、②普段から授業に語源(理屈)を取り入れて免疫、判断能力を作ってあげる。いずれにしてもボールは教える側にあるような。
◯この話を聴いて浮かんだこと。「昔の人は厳しかった」と言われると人は「そうだったんだ」と納得しがち説。だが、事実は違うようだ。幕末、明治の雇われ外国人たちが日記で当時の日本の様子を記している。特に共通して書いているのが、日本人がいかに子どもに大甘だったか(叱らなかった)について。子は調教するものと考えていた欧米人は驚きつつ、ちゃんと礼儀正しい大人になるのを見て自らの教育のありかたを振り返る。(参照:渡辺京一著「逝きし世の面影」平凡社)。では、なんで「昔の人は厳しかった」って信じるの?それは、「昔は良かった」というイメージ+「厳しいことは善」のイメージ+「そうなると仕事がなくなる人々」の存在?

17:00  井上「ビールのお代わり」から話は場は徐々に熱を帯びていく。
18:00  井上「現代英語は英語史の『ヘー』に負ける」堀田「へーはなくてはいけないと思ってる。俗な感じはするがこの感動がないと続かない。まず自分がへーと思って伝えたい、となる。本気でエンタメだと思っている。建前としては真理を求めているとしているが、真理=面白いかは別として、面白くないとやってられない、へーは求める。」井上(満面の笑みを浮かべながら)「堀田英語学の真髄だね!」
…この調子で面白い話がつづくので最後まで是非!
 堀田先生の英語史にかける情熱、その情熱を引き出した!とご満悦の井上先生、そして淡々と👀暴走の機会を伺うまさにゃん。三者三様の姿が楽しめる。

#52  「しつこくまだ飲んでますが…50回記念雑談回後編の後編」
 この回は最初から最後まで視聴することをお勧めする!
 ガソリン満タンの堀田車は後ろから来る井上車の煽り行為でさらにアクセルを踏み込み、とうとうあの言葉が…‼️
02:00   堀田「はじめて言うんですけど野望は◯◯◯なんですよ。出、出たー!
 heldioでカミングアウトしたのは一昨年の12月。その半年近くも前に「いのほた」でこの言葉が出ていたとは!(しかし、ご本人は覚えているのか?)
 そして、井上先生から出たアニメの話題を自分に引き寄せまさにゃんが暴走開始。でも、今回はすべることなく、研究者の生態が分かる深いイイはなし。
06:40  「アニメといえば幼稚園の頃から英語版が観たい!」「ポケモンの英語版が観たい」と親にお願いしていた。「お二人のような原体験はなんだろう?」まさにゃんパパ・きくぞうさんと電話で話したおり「なんでオレ英語史なんかやるようになったんやろ?」と訊いてみたら「いや、幼稚園の頃からやってること変わらんがな。」との返事があった(笑)。「病院のお見舞いに何がほしい?と訊かれて、「『三匹の子豚』のほかのバージョン(言語)はないのか?買ってきて!」とおねだりして2、3冊買ってもらった。卒論では聖書のいろんなバージョンを比較した。結局やってること変わってない。などなど、早口でよー喋るわー。ともかく、まさにゃん、きくぞう父子ファンには必聴の回なのだ。
13:00  さらに堀田先生の英語史愛は止まらない。井上「今日は堀田英語学の真髄が垣間見えた。」堀田「数学なんかより面白いはず。だけど数学の方が知名度高い。普段喋っている言葉だから話題になるはず。(数学よりも)専門家との距離も近いはずのもの。」「原因は言語学者の側にある。わかりやすく、面白いからやっているはずだからその面白さを伝える必要がある。」「もう一つは(英語学の低迷の原因は)英語教育に絡め取られている側面もある。」井上「いい話だね」と終始、満面の笑みである。人の良いところを引き出すのが何より好きで得意なのが井上先生。彼を校長に選んだのはさすがである。
 以下はこれについてのumisio所感。お急ぎの方は飛ばして!

umisio所感 
◯たしかに数学よりも面白いかも?最近、heldioのせい、いやお陰で🤪このところ数学に割く時間がなくなった。😭しかし、どの学問も突き詰めれば同じかも?短い人生、一つのものをじっくり味合うのもありかな?堀田先生はそう決めてこの世界に入ったのだろう。言葉は身近だし、自分の頭があれば楽しめる。確かにどの教科よりも面白いと言えるかも。
◯なぜ英語学は数学よりもマイナーなのか?それは現状、学校英語をクリアした人間だけの市場になっているから。つまり、英文科に進んだ学生だけが得られる特典になっている。「ひととおり英語を学んだ後だから英語史は面白い」との言葉にそれが表れている。英語史の存在を知ってれば英語が好きになり、そこから英語学、英語史を専攻する生徒が出ていた可能性を考えると恐ろしくて口に出せない言葉かも?
 その間隙をついたのが「ゆる言語学ラジオ」である。アカデミックと言う枠を飛び越え、一般人の「ゆるい」学習欲をとらえた。決して狙ったわけではないだろう。言語好きが高じて釣り糸を垂らしたらそこが豊饒の海だった、という感じか?ともかく、彼らが言語界に衝撃を与えた。
 それよりすごいのが「英語史をお茶の間に届ける」である。決して持ち上げるわけではないが、こちらは狙った場所に釣り糸を垂らしている。しかも、アカデミック内部から声を上げたのだ。初めてそれををheldioで耳にしたとき、聴き終わるのを待てずに「ビンゴ!」とコメントしたのを覚えている。英語とは無縁のお茶の間にも、いやだからこそ、聴かせるべき人がいる!
◯「英語学の低迷の責任は研究者サイドにある。」もちろん、大共感!色々な業界で見かける勘違いに釘を刺している。ラーメンがまずいから客が来ないのに「今の客は分かってない」と憤る店主のような人間はどの業界にもいる。そういえば文章の世界でも同じようなことが…と思っていたら「いのほた」のある配信回を思い出した。と言うわけで本文に戻ろう。

 さて、本題に戻る。堀田先生が発した「原因は言語学者の側にある。わかりやすく、面白いからやっているはずだからその面白さを伝える必要がある。」についてだ。つまるところ、英語学の低迷の責任は研究者サイドにある、ということ。この言葉で「いのほた」のある配信回を思い出したので紹介…とここまで書いて思い出した。たしかnoteで紹介していた。ご丁寧に配信回のリンク、要旨も入っている。というわけで、これでご勘弁を願いたい🎵動画と要旨だけ読んでumisioコメントは飛ばしてね!それでは「その2」はおしまい👋あー忙しい忙しい🏃‍♂️

 noteの一覧を見てたらこんなのも書いてた〜。下書きに入れてお蔵入りしてたやつを見つけたのでこの際出しちゃおうっと☺️よほどこの配信回は私にインパクトを与えてたんだなあ。

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