heldio#773 人物に注目して歴史をみる!

 好評の小河3のウルフスタンシリーズ。今回はコメントの振り返りなど。
 今回、注目したのは歴史の学び方。heldio子いわく、「マクロを追うことも大事だけど人物に注目すると、その時代に生きていた感覚、具体感が伝わってくる。抽象と具体、ミクロとマクロの往復運動。顕微鏡と望遠鏡を取っ替えひっかえ見ることが大事だな〜」と。
 大いに共感!(上から目線だが)実際、歴史好きの人って特定の人物やミクロの事件から入っているような。私の場合、小6?のとき親父が見ていた大河ドラマ「勝海舟」ではまってしまい、その後、赤穂浪士、戦国時代とミクロに入り込み、その後自然にマクロを受け入れていったような。そうしたミクロとの出会いがないまま学校の授業でマクロに接した子どもたちが歴史嫌いになっているのでは?
 社会人になって「伊藤博文」を読んだとき、幕末から明治にかけての流れがくっきり見えてきた経験がある。それまでは人物というと、坂本龍馬や西郷、大久保、あるいは勝海舟などだったが、彼らの場合、活躍が幕末、明治初期に限られるので、どうしても幕末から明治、大正への時代の移行が感じにくかったが、明治の元勲・伊藤博文になるとその活躍ぶりもあって、日本の政治の流れがつながって理解できたような気がした。
 小河さんのウルフスタン研究の優れている点は、1人のキーパーソンに密着することにより、二つの言語が併存し、一つになっていく過程を現場感覚(肌感覚)で理解できるところではないだろうか?これからもheldioでの益々のご活躍を期待したい。

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