とにかく明るい安村、英国でなぜここまで受けた?
#699「英語に関する素朴な疑問千本ノック生放送」。 Q 14「0なぜ自動詞と他動詞は分かれたのですか?」(chap2-44:29)でまさにゃんがお笑い芸人「とにかく明るい安村」さんが英国の人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴッド・タレント」に出演、会場で大爆笑をさらったことを紹介した。(48:00) 日本での彼の芸の展開はこんな感じだ。パンツ一枚で音楽に合わせてピッチャーや相撲取りなど色んな動作をする。そして、パンツが隠れて裸になりそうな場面でポージングする。普通の人では隠せないポーズも多量のぜい肉でクリア、不安定な姿勢や意外な姿勢で見かけの全裸を実現、人を笑いに巻き込んだ上、「安心してください、履いてますから」という人を食ったような台詞でしめるのだ。
この芸のどこが面白いのか?改めて考えてみると…バカバカしい着想と意外なポージングに加え、「いないいないばあ」的な笑いの要素もある?それはともかく、裸芸には好き嫌いがあることもあって、日本でそこまで盛り上がることはなかったような…。では、この会場では 一体何が起こったのか?
まさにゃんが指摘しているように「履いてますから」の「wearing」という英訳に要因があるようだ。即ち、英語のwearは自動詞ではなく他動詞、つまり目的語を必要とする。よってトニーのセリフはまだ終わってないのだ。これは見方を変えると、観客からの解答待ち。すると大ウケした審査員が爆笑しなが「パンツ」の大発声。これはガスの充満した部屋でマッチをする(古っ🤣)ようなもの。会場全体が笑いに包まれた。
人は笑いにつられるもの。どこが面白いか分からなくても、たとえ裸芸に抵抗があっても、大勢が笑っていたらつられて笑うものだ。今回のwearingにその意図があったかどうかは分からないが、これが大爆笑に貢献したのは確かだろう
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