略歴と目標
はじめまして!井田海帆と申します。主にフランス語の実務翻訳をしています。実務翻訳と言っても広いですが、特に、学術論文とWebサイトのローカライズが得意です。
日本で大学を卒業した後、就職氷河期の就活から逃げるためにフランスの大学院に進学し、自然言語処理(NLP)の研究をしていました。まだ通貨がユーロではなく、フランス・フランだったころです。フランスの大学は授業料がタダだから、という不純な動機で渡仏しましたので、恥ずかしながらフランスの文化や芸術には明るくなく、ワインよりビールが好きです。
帰国後は専門書の翻訳や映像翻訳、技術翻訳など、主に英日翻訳に携わっていました。フランス語を使う機会もほぼない日々でしたが、あるとき友人を訪ねてNYに旅行したついでに、フランス語が通じるらしいという噂のモントリオールに足を伸ばしたところ、街の雰囲気に一瞬で恋に落ちました(一瞬じゃない落ち方があるのかどうかわかりませんが…)。私なりのケベックの紹介は、また別の記事として書きたいと思います。
ケベックのことを知りたい一心で、しばらく遠ざかっていたフランス語をブラッシュアップし、本格的に仏日翻訳を始めました。ちなみに、フランス人に「ケベックが好き」と言うとかなり笑いが取れるのでおすすめです。
仏日翻訳を始めたのと前後して、バンド・デシネの翻訳を数多く手掛けられている原正人さんの存在を知りました。原さんが司会を務められたケベックのバンド・デシネ作家のトークイベントや、日仏会館でのバンド・デシネ読書会などに参加するうちに、バンド・デシネを通じてケベックを紹介することができたら…と思うようになりました。
私の当面の目標は、ケベックのバンド・デシネを日本語に翻訳して出版することです。これまでも、自分が面白いと思っている作品の翻訳出版企画を立てるなど闇雲に動いていたのですが、当然ながらそう簡単に結果は出ません。ケベックへの片思いは今日も継続中です。それでも、こんなことがやりたいんだと言い続けていたらヒントをくださる方が現れて、おぼろげに道が見えてきたような気がしています。
目標が達成されたときに、このnoteが自分の歩みを記録したものになっていれば最高です。
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