ブラジル・パルプトナチュラル 中煎; 色鮮やか
メリハリのある、色鮮やかな、熱帯を思わせるコーヒーだ。賑やかな味わい。
落ち着いた、重めの焙煎香。口に含むとまろやかで力強い口当たり。力強い酸味。乾いた木の皮、柑橘を思わせる酸味はコクをもたらす。余韻は長い方、後口に焙煎小麦、そして酸味。やや収斂味があって、よく締めくくり。
赤みが強い茶色、いい色だ。ブラジルでこんな色の床材の建物を見たことがある。よくある色合いだ。
少し冷めると、酸味がすこしまろやかになって、後口の粉っぽい焙煎香がよい。味がまとまってくる。酸味は基本、柑橘系だが、ややベリー系も顔を見せる。中煎りだけど、余韻の「焙煎しましたっ!」って感じがよい。心地よい。
とても甘いエッグタルトに合わせたい。
2021年9月 カフェ・デ・コラソン(京都・西陣)にて
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