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【2020年10~11月発表】「海・水辺にまつわる安全・事故防止啓発情報」(ライフセービング協会、海上保安庁、総務省)まとめ

一年を通して、官公庁や日本ライフセービング協会から、海や水辺にまつわる安全や事故防止のための啓発情報が通知されています。

※このページでは、2020年10~11月に通知されたライフセービング協会、海上保安庁、総務省のお知らせをまとめました。

最新の情報を、海や水辺に接する機会がある教育現場や職場、また、ご家庭での日々のそなえや心がまえに、ぜひお役立てください。


ライフセービング協会「各都道府県からライフセービング協会への感謝状の進呈」(10月1件、11月1件)

2020.10.19
【都道府県協会情報】茅ヶ崎市より感謝状が贈呈されました

茅ヶ崎市の佐藤市長より、神奈川県ライフセービング協会と茅ヶ崎サーフライフセービングクラブに感謝状が贈られました。

これは、2020年夏におけるサザンビーチの安全確保、水難事故防止活動への貢献を称えたものです。

佐藤市長は「今夏、隣の藤沢市でオリンピックのヨット競技がおこなわれる予定だったので、近隣市としてビーチを盛り上げようと準備を進めてきた矢先、新型ウイルス感染症拡大という状況になり、雷に打たれたような、大変なショックを受けた。感染拡大防止の観点から、県内最初に海水浴場の開設を見送ったが、ビーチの安全確保という問題が上がってきた。茅ヶ崎SLSCのみなさんには、いろいろな制約がある中、ご尽力いただき、本当に感謝しています」と述べました。


2020.11.11
【都道府県協会情報】千葉県知事より表彰されました

千葉県知事より、千葉県ライフセービング協会加盟館山サーフライフセービングクラブに知事表彰 千葉県功労者地域振興功労が贈られました。

これは「監視活動の永年の実績」や「コロナ禍において、千葉県内で唯一海辺での監視活動をおこない事故防止をしたこと」などを称えてのものです。

館山サーフライフセービングクラブは「水辺の事故ゼロをめざす日ごろの活動が認められ、今年度唯一の団体として表彰されたことをとてもうれしく思います。この表彰はクラブ員一人ひとりの思いと活動、そして我々をサポートいただいている方の応援により実現したものです。この場をお借りしまして感謝を申し上げます。今後も地域を盛り上げ、事故ゼロに向けて取り組んでいきます」とコメントしています。


出典:
ライフセービング協会ホームページ(https://jla-lifesaving.or.jp/


ライフセービング協会「文部科学省 田野瀬太道副大臣と水辺の安全教育に関する意見交換」(10月1件)

2020.10.23
文部科学省 田野瀬太道副大臣と水辺の安全教育に関する意見交換


ライフセービング協会では、文部科学副大臣 田野瀬太道議員と水辺の安全教育に関する意見交換をおこないました。

冒頭、一般社団法人吉川慎之介記念基金の吉川優子代表理事から「水辺の事故予防には、子どもをはじめとし、指導者や大人への啓発も重要」との説明がされました。

続いて、日本ライフセービング協会(JLA)副理事長の松本貴行氏より、学校教育における水辺の安全教育の現状と課題が伝えられ、これらを解決するためのICT教材e-Lifesavingの紹介がおこなわれました。e-Lifesavingは水辺の事故や安全について、学校教育の授業やリモート授業などでも教材として活用されています。

出典:
ライフセービング協会ホームページ(https://jla-lifesaving.or.jp/


海上保安庁「公益財団法人日本ライフセービング協会への感謝状の贈呈」(10月1件)

2020.10.26
公益財団法人日本ライフセービング協会への感謝状の贈呈について

海上保安庁海の安全推進本部から、公益財団法人日本ライフセービング協会に対し、感謝状が贈呈されました。

これは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、海水浴場の不開設や監視員、ライフセーバーなどの不在による救助の遅れ、遊泳区域をしめすブイなどの不設置などによる事故の増加が心配されるなかで、未然の事故防止に貢献したことを称えてのものです。

例年7月、8月はマリンレジャーの事故が増える傾向にありますが、今年の遊泳中の事故者数は88人で、昨年と比較して21人減少しています。また、人身事故者数のうち不開設海水浴場における人身事故者数は3人で全体の約3パーセントと少ない状況となりました。

出典:
海上保安庁ホームページ(https://www.kaiho.mlit.go.jp/


総務省「令和2年(6月から9月)の熱中症による救急搬送状況」(10月1件)

2020.10.27
総務省「令和2年(6月から9月)の熱中症による救急搬送状況」

総務省では、令和2年6月から9月の全国における熱中症による救急搬送状況の概要を発表しました。

救急搬送人員の累計は64,869人でした。これは、昨年同期間の救急搬送人員66,869人と比べると2,000人少なくなっています。救急搬送人員の年齢区分別では、高齢者でもっとも多く、成人、少年、乳幼児の順で続いています。

搬送された医療機関での傷病程度別にみると、軽症がもっとも多く、中等症、重症の順で続いています。発生場所は住居、道路、公衆(屋外)の仕事場の順です。

海や浜辺でも例年、多くの人が熱中症になります。ぜひ、来年以降、海を楽しむための参考にしてみてはいかがでしょうか。

出典:
総務省ホームページ(https://www.soumu.go.jp/index.html
令和2年(6月から9月)の熱中症による救急搬送状況PDF(https://www.soumu.go.jp/main_content/000713462.pdf


新型コロナウイルス禍における海辺での活動が評価され、各地でライフセーバーの表彰がおこなわれています。ライフセーバーの働きにより、海での楽しい時間が守られています。この機会にライフセーバーの仕事や活動にも興味を持ってみてはいかがでしょう。海への安心・安全への意識の高まりにつながるかもしれません。

今後も定期的に海の安全にまつわる情報を発信していきます。アカウントのフォロー、noteのフォローなどをして、チェックしてみてくださいね。