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ケーキ
今日江國香織さんの『とるにたらないものもの』という本を読んでいてケーキというタイトルがありました
ケーキ、という言葉には、実物のケーキ以上の何かがある。私はその何かが好きだ。ケーキ、という言葉に人がみるもの。それはたぶん実物のケーキよりずっと特別だ。ケーキがあるわよ、とか、一緒にケーキでも食べない、とか言われたときの、あの湧きあがる喜びは、そうでなきゃ説明がつかない。だってどんなケーキかもわからないのに嬉しいなんて変だもの。
こうありました
もしケーキあるわるよ〜って言われたとしたら
私のイメージするケーキは苺のショートケーキです
実際に用意されていたものは違うケーキかもしれませんが、
私はケーキと言われると苺のショートケーキがふわふわ浮かんできました
苺のショートケーキが1番好きだからそれが浮かんだのかなぁ?と疑問に思ったのですが…
ショートケーキは好きです…好きなのですが
本日ご近所のケーキ屋さんで買ったケーキは林檎とアールグレイのシブーストでした
ケーキを食べに行く時に選びがちなケーキは
・レモンタルト
・シブースト
・バナナとクルミのパウンドケーキ
・いちごタルト
という面々です
少し好みの偏りが感じられますね…
お店によってケーキは違います
それが見た目であれ、ケーキの質感であれ、味であれ、こだわりであれ、
この間、行ったお店では苺のケーキと書かれたものを注文すると苺の焼き菓子のようなケーキがでてきました
「なんと!珍しいケーキ〜サクサク!シットリ!器も盛り付けも素敵だな〜」
と心の中でお喋りしてました、おいしかったです
ケーキという響きもケーキというそのものも好きです
江國さんはケーキのことを
ケーキ、という言葉の喚起する、甘くささやかな幸せのイメージ。
と書かれていました。
そのイメージになんだかあるなぁ…と思いました
ケーキは形のある多種多様の幸福なのだと思います
これからもケーキを味わいながら生きてゆきたいです
余談なのですが、
ジュースといわれるとカルピスを思い浮かべるのですが、注文するとなるとグレープフルーツジュースかジンジャエールです
イメージするもの選ぶものって案外違うものなんですね
驚きです
これは私だけなのかもしれませんが、驚きです
なんでなんだろうなぁ…