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2019年のライブ

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2019年12月29日 大友良英スペシャルビッグバンド+オルケスタ・ナッジ!ナッジ! 「いだてん・ファイナル」 at 新宿PIT INN

2019年12月29日 大友良英スペシャルビッグバンド+オルケスタ・ナッジ!ナッジ! 「いだてん・ファイナル」 at 新宿PIT INN

つくづく良いドラマだった。東京オリンピック ウェーイ…みたいな人から見たら五輪の汚れた部分を次々抉り出す内容は相容れなかったようだし、(自分のように)2020年に予定されていた東京五輪には賛同しかねた人の中には「どうせオリンピック礼賛ドラマでしょ?」と食わず嫌いのまま見ないで終わった人も多かったと聞く。

しかし、これは「あまちゃん」のスタッフ、キャストが結集して作った傑作であった。放送後しばらく

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2019年12月24日 高田漣さん Christmas Session

2019年12月24日 高田漣さん Christmas Session

これは2019年12月に行われた高田漣さんのライブのメモ。青山CAYでのクリスマスセッションは漣さんの恒例行事となっていますが、昨年は残念ながら開催見送り。コロナ禍が鎮まり、今年の年末にまた見られますように。

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2019-12-25

業界的にクリスマスイブは仕事、しかも超がつく繁忙期なのですが、今年は不景気だからなのか、前日が祝日ではなくなり平日感が強まったからなのか、以前に比べて

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2019年12月08日 矢野顕子さん 「さとがえるコンサート2019」 at NHKホール

2019年12月08日 矢野顕子さん 「さとがえるコンサート2019」 at NHKホール

(当日のメモ)
年末恒例、矢野顕子さんのさとがえるコンサート。メンバーは佐橋佳幸さん、小原礼さん、林立夫さん。ゲストは小田和正さん。

代表作から近年の作品までグイグイと詰め込んだ史上最強のセットリスト、矢野さんの歌もバンドのグルーヴも素晴らしすぎた3時間。よく書いてますが…今回、過去最高ライブなんじゃないだろうか?

「素晴らしい日々」はユニコーンのカバーで矢野さん版はシングル、アルバム「Ele

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2019年11月30日 細野晴臣さん 50th Anniversary Live at 東京国際フォーラム

2019年11月30日 細野晴臣さん 50th Anniversary Live at 東京国際フォーラム

5年前の細野さん50周年ワンマンのメモ。この翌日が映像化されたイエローマジックショー3でした。思えば2010年代に精力的にライブを重ねた細野さんとエイトビートコンボによるブギーやカントリー、オールドタイムポップスの掘り起こしも、最近は全く見られなくなってしまいましたね。見られるうちに観ておかなきゃ。

(当日の簡単なメモ)
シークレットゲストに斎藤圭土さんとReiちゃん。細野さん、とてもお元気そう

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2019年11月29日 上原ひろみ Japan Tour 2019 "SPECTRUM" at 四日市文化会館

2019年11月29日 上原ひろみ Japan Tour 2019 "SPECTRUM" at 四日市文化会館

親の転勤で子供時代を過ごした街、四日市にある四日市文化会館は、実は杮落しも含めて何回も通っていた子供時代は馴染みのホール。RCのBEAT POPSツアー、佐野元春さんのVisitors Tour、Cafe Bohemia Meeting、第2ホールではNo DamageのフィルムコンサートやYMOのPROPAGANDAも観たなあ…

そんなわけでその四日市文化会館にウン十年ぶりにやってきました。

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2019年11月01日 宮沢和史さん Traveling to the MIYAZA-WORLD "めんそーれオキナワールド"

2019年11月01日 宮沢和史さん Traveling to the MIYAZA-WORLD "めんそーれオキナワールド"

これは2019年11月1日に行われた宮沢和史さんの4日間連続ライブ ”Traveling to the MIYAZA-WORLD” 初日のメモ。そのうちこちらにも上げようと思いながら時間がかかってしまいました。

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5年前の10月30日の深夜から31日未明にかけて、たまたまテレビを付けた自分の目に残酷な映像が飛び込んできました。首里城火災による正殿・北殿・南殿の消失。那覇に住んでいた1

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2019年10月09日&10日 Sting “My Songs” Tour 2019 at 幕張メッセ

短いスパンで戻ってきてくれたスティングのジャパンツアー、2019年の記録。幕張2daysに参加。

(幕張初日) センターブロック3列目という良席。STINGファンクラブ恐るべし。事前に見た福岡のセトリから1曲入れ替えの1曲追加で計20曲。前回のツアーでも思いましたが、もう25年くらい殆ど変わらないルックスと歌声、ベースにギター。ほんとに68歳?

(幕張2日目)全日を上回るセンターブロック最前列

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2019年09月10日 フランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズ 来日公演

2019年09月10日 フランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズ 来日公演

これは2019年9月に開催されたフランキー・ヴァリ&フォーシーズンズのライブのメモ。大したこと書いてませんね汗

この来日公演は東京(人見記念講堂)の初日、その後大阪(フェスティバルホール)にも足を運び、計2回観てきました。全3公演のセットリストは同じでしたが、個人的には2列目で見た大阪の最終公演が特に響きましたね。あ、もちろん東京公演も良かったです。

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2019-9-10

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2019年09月08日 高橋幸宏さん Special Live 2019 セットリスト

2019年09月08日 高橋幸宏さん Special Live 2019 セットリスト

暫くの間、他所にあげていたセットリストの掘り起こしを続けます。感想は当時のものですが、ここでは極力その時の文章のままで。

これは2019年9月に開催された高橋幸宏さんの新宿文化センターでのライブのメモ。ほんとメモですね。

直前に八戸で開催されたWORLD HAPPINESSはあったものの、フルセットのライブとしてはこの年これ一本のために集まったメンバーと、新旧取り混ぜた特別なセットリストで臨ん

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2019年08月27日 矢野顕子さんTRIO featuring Will Lee & Chris Parker at Blue Note Tokyo

(当日のメモ)
矢野顕子さんのライブは、いつも「すげ〜」とか、「鳥肌」とか、「鼻血」とか思うこと多数でしたが…今回最高ですよね? (←しょっちゅう言ってる)

Home Sweet Homeバンドセット、Prayerロングバージョン、ラーメン、ラスカルズ、そしてTong Pooは前半が「ごはんができたよ」版、後半は完全にYMO!

7曲目のReach Outはウィルとクリスのソロ回しが素晴らしかっ

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2019年08月21日 CORNELIUS performs POINT at ORCHARD HALL, Shibuya, Tokyo

2019年08月21日 CORNELIUS performs POINT at ORCHARD HALL, Shibuya, Tokyo

(当日のメモ)
「POINT」から「BUG」を除く全曲+「Mellow Waves」「Ripple Waves」から8曲+1stと2ndから1曲ずつ。これほど3階席で良かったと感じたことはなかった。奥のスクリーンだけでなくステージ足元にも広がる映像と光の洪水。PointからMellow Wavesへ、Mellow WavesからPointへ、メビウスの輪のように時空をこえて繋がる世界。

そして

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2019年08月08日 佐野元春さん & THE HOBO KING BAND "Smoke&Blue 2019" at ビルボード東京

(当日のメモ)
佐野さんはホーボーキングバンドをハートランド解散後の1996年に、コヨーテバンドを2006年に結成し、現在は2つのバンドを音楽に合わせて使い分けていますが、アップデートされたロックンロールを展開するコヨーテに対し、ホーボーキングによるこの「Smoke & Blue」シリーズは、ジャズとか、ルーツロックとか、フォーキーなサウンドを古い友人たちと小さなハコで楽しんでいるような肌感覚。し

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2019年06月23日 高田漣さん "梅雨のレン祭り」 at 東京キネマ倶楽部

2019年06月23日 高田漣さん "梅雨のレン祭り」 at 東京キネマ倶楽部

5年ほど前の高田漣さんワンマンのメモ。漣さんは最近中々ライブをやってくれないのですが、ほんと充実感のあるライブを届けてくれるので、そろそろまたワンマン演っていただけませんか?とかこっそり書いておきます。

(当日のメモ)
高田漣さんワンマン「梅雨のレン祭り」はニューアルバム「 FRESH」の濃密な再構築。細野晴臣さんUSツアーでも一緒だった、長年サウンド作りを共にするバンドとのプロフェッショナルな

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2019年06月16日 のんさん "ベビーフェイス" ライブ! at 渋谷WWWX

(当日のメモ)
今年3回目ののんちゃんでしたが、ワンマンは少し久しぶり。格段に上手くなった4ピースバンドのパンクサウンドに、はらかなこさんによる絶妙なニューウェーブな味付け。疾走感溢れた80分は、GO! GO! 7188のカバーもありました。しかし、RUN!!!はいい曲だなあ…

ミュージシャンとしての彼女は怒りや絶望を表現するパンクでロックンロールな人。そして彼女自身の作詞作曲もあれば、高野寛

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