オンラインバスツアーに参加してみた〜尾道編〜

前回の福岡ツアーに続き、琴平バスのコトバス尾道ツアーに参加してみました。

私自身は幼い頃に１回、20年ほど前に１回と、計２回しか尾道に行ったことがないのですが、父の出身地ということもあり、原風景というか、どこか懐かしい感じを抱く場所です。

山と海に挟まれた坂道の街、尾道。
山の上にある千光寺から細い坂道を下ってくる風景、尾道水道を見下ろす風景などは、記憶のままの懐かしい尾道の風景です。
桜の名所でもある千光寺の桜が満開で、とても綺麗でした。

山を下ってからの尾道本通商店街は、私にとって新しい風景でした。

「尾道デニム」では、尾道で働く人たちが実際に１年間履いて育てたデニムを、リアルなダメージデニムとして販売しているとのこと。デニムにもそれぞれのお仕事の特色が現れるようで、面白い試みです。レディース もあるのかな。

「おやつとやまねこ」では現地からのライブ中継とともに、事前に送られてきた尾道プリンを試食。素材の味が生かされた美味しいプリンですが、食べている途中で添えられたレモン果汁をかけて、味変も楽しめます。このレモン果汁、お弁当のお醤油が入っているようなお魚の容器に入っていて、かわいいんです。

そして日本最古の酢蔵「尾道造酢」でお酢造りの工程を見学。こちらは本能寺の変の頃に創業された歴史ある造酢会社だそうですが、私は今回初めて伺いました。お酢が造られる様子もわかりやすく解説していただきました。

そして尾道新開にある居酒屋「出汁と酢」で、こちらも事前に送られてきたしゅうまいを、尾道造酢さんの赤酢を使ったタレでいただきます。
旅の楽しみのひとつは、やはり現地の美味しいものをいただくこと。至福のひとときです。

このツアーで、尾道空き家再生プロジェクトというものを知りました。坂の多い斜面に家が建つ尾道で、高齢化などで住民が他へ移り住んでしまった後の空き家を再活用するという取り組みです。
私の親戚の家も迷路のような坂道の途中に建っており、高齢になって数年前に引越しをしたところです。
その家がどうなったかは聞いていませんが、不便ではあるけれど、眺めのよい趣のある古い民家が、その良さを残しつつ再活用されることを願います。

現地の方のお話を聞きながら、現地の美味しいものを食べながら、懐かしい場所を巡ったり、新しい発見をしたり。
また同じルートを、次回は実際に足を運んで巡りたいなぁと思ったのでありました。



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