読書|100万回死んだネコ 覚え間違いタイトル集

100万回死んだネコ 覚え間違いタイトル集/福井県立図書館

目があった。

見るだけと脳に言い聞かせながら入った本屋で目があってしまった。

「『100万回死んだねこ』ありますか?」うろ覚えのタイトル、勘違いして覚えていた作者名、本の内容の大まかなニュアンス。福井県立図書館の司書さんたちがカウンターで出会った''覚え間違い''の数々から厳選した「覚え間違いタイトル集」。読んで笑って、勘違いに共感して、図書館を訪ねたくなる心癒される一冊。

背表紙より

福井県といえば、三宅香帆さんのYouTubeで福井にある公共書店の「ちえなみき」の紹介を見たばかり。これは福井繋がりで運命では?とか謎の言い訳を頭の中に並べまくって、ついでに2冊気になる本を手に取ってレジに向かった。意思が弱いとも言えるし、欲望に素直とも言える。


この本は1人の場所で読むことを個人的にはオススメする。

冷静を装って読んでいてもジワジワジワジワと口角があがっていくので、特に外で読むと、本を眺めながらニヤニヤしている人になる。
そんなの気にならない!我こそは鋼の表情筋の持ち主!鍛え方が違う!なんて方は、ぜひ表紙を見せびらかしながら読んで欲しい。

様々な覚え間違いにクスッとできるのはもちろんのこと、読んだことがある本も、名前だけは知っていて気になっていた本も、へーそういう本があるのかっていう発見もあって楽しい。あと、表紙含め挿絵が良い。

それから、図書館でたびたび目にしていたレファレンスという言葉を改めて知れる。

年代によっては懐かしく?、ジブリ映画『耳をすませば』を見たことがある人はきっと馴染み深い図書貸出カードがついているのも嬉しい。(この先もずっとついてるのかはわからないです。)

気軽に読めてとても満足感の高い一冊でした。


またね

いいなと思ったら応援しよう!