読書|フーテンのマハ

フーテンのマハ/原田マハ

最初に言っておくと、原田マハ作品が大好きです。
とてもとても大好き。

原田マハ作品を読むたびに泣かされている私ですが、この『フーテンのマハ』に関してはニッコニコで読み終わった。

とにかく面白い、原田マハさんの旅エッセイ。

1つ前に書いた読書感想の『遠い太鼓(村上春樹)』は村上さんが40歳を目前にした旅だったけど、この『フーテンのマハ』で注目するのは原田さんが40歳の時に始まった「ぽよグル」。原田さんの大学時代の同級生だという御八屋千鈴さんとの2人旅だ。

年齢を重ねて、昔からの友人と定期的に旅に行けるのはとても憧れる。
そこに「ぽよよんグルメ旅」という名前がついているのも、すごく愛おしい。

『フーテンのマハ』では千鈴さんの旅の視点もいくつか載っていて、それもまた良い。

あとたまにゆるい?イラストが描かれているのだけど、これは原田さんが描いているみたい。良い。何もかもが良い。

『フーテンのマハ』は夏の旅行中に読みたい。
それか冬に暖房のきいた新幹線の車内で好きなドリンク片手にぬくぬく読みたい。

ぬくぬくと心地よい空間で、そこに幸せをもうひと匙したい時。
そんな瞬間が似合うなって個人的に思ってる本です。


またね

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