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コメント欄の恐怖からの脱却

ブログで漫画を公開していると、コメント欄が荒れることがあります。

軽~いツッコミから、猛烈に凹ませに来た人格否定までいろいろ経験してきました。

以前、自分の不妊治療について書いてたころは
「高齢(アラフォー)で不妊治療なんてやめろ!国の負担になる!」
「障がい者を増やすつもりか」
なんてコメントがよくありました。

顔が見えないしバレないと思ってか口調も悪い悪い。

一時期はコメントを読むのが「怖い…」と思うこともありました。

悩むのがめんどくせぇと思って閉じちゃえばいいとも思いながら、でも励みになるお言葉ももらえているし…と決心もつかず、結局そのまま。

特に思い出深い(=根に持っている)のは「ビジネス不妊」
え!?何それ!?ってビックリ。

つまり「ブログを続けるために不妊のフリしてるんだろ」って。
そんなわけあるかー!フリってなんだよ!そんな暇じゃないわー!

まあひたすらいちゃもんをつけたいだけでしょうから、マジレスしても意味がない。腹を立てるだけ損。わかってるんです。
それでもちょっとは傷つきますよ。ガラスのハートなんでね(なんつて)

今のブログ漫画は読者さんの体験談をもとに描くようになったから、登場キャラへのコメントが大半になりました。

けっこう重めのお話も多いので「そんな暗い話ばっかり描いていて、作者の精神状態は大丈夫?」なんて心配…?のコメントもいただきつつ。

私としては、読者さんからいただいた大切な体験談を

・身バレやトラブルにならないよう脚色を加えながら
・できるだけ多くの人に読んでもらえるようにしたい

という思いを込めてあーだこーだ悩みながら描いています。

とはいえまだまだ発展途上の身、うまく伝わらなったり表現が悪かったりって失敗が多々あるんです。

それで「私ならこんな行動しない!」「言ってることがおかしい!」「共感できない!」そんな感じで登場人物へのコメントが荒れると、心配になります・・・。

「体験談なんか、応募するんじゃなかった」って思わせてないかな?と。

とはいえ今まで体験者さんに
「こんな話になるとは思わなかった!今すぐ引っ込めて!」と言われたことは幸いにもありません。

そんな悩ましい存在だったコメント欄ですが、最近少しずつその認識が変わってきています。

例えばkindleインディーズで配信している「子どもを諦めた夫婦が猫を迎えたら幸せになった話」

に寄せられたコメントで

「猫とのふれあいが癒されるけど、夫婦の心情描写が浅い。なぜ子どもを諦めたのか、そこがもっと深く描かれてたら共感できたかも」とありました。

最初は「いやいや!これは前に出版したエッセイの続きだから!」って言い訳していましたが、よく考えるとそんな事情は初見の人にわかるはずもなく。

一応キャプションに書いてあるけれど、そんなの見ないよって人も多いはず。

本来この作品単体で読んでも、ある程度事情がわからないと共感もなにもないよなって気づきました(すぐに修正して再配信しました)

完全に一人で描いてる漫画なので、こういった視点がすぽーんと抜け落ちることがあります。
スピード勝負のSNS漫画なので「早く配信せねば!」の焦りもあります。

なのでそういうところをコメント欄で指摘していただけるのはとても助かる!って改めて実感しました。

ブログの方のコメント欄も、最近は「伝えたいことが読んだ人にちゃんと伝わっているか?」を確認できる場所として見ることができるようになってきました。

相変わらず批判も共感もありますが、頂くコメント欄の内容で「この描き方で伝わるんだな」「これだとちょっと違うんだな」と判断できて

「じゃあ次はこうしてみよう!」と後に活かせるようになってきた気がします。

それでもやっぱり口が悪かったり言葉が強いと「ムキィィィ(怒)!!」とはなっちゃうんですけど☆

とはいえこうして貴重な時間を使ってご意見をいただけること、いつも感謝しております!!



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海原こうめ
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