week14 リサーチアプローチの比較
こんにちは
ウミガメおばさんです
week14の覚書
week14は、質的調査の手法についての最終回として
「ケーススタディ」と「アクションリサーチ」について学びました。
そして、これまでの総復習として、リサーチアプローチの比較を、表を用いて説明してくださいました。その表の出典は、質的研究を目指す初学者のために書かれたともいえる論文、邦題ですが『質的研究の計画:新人研究者のための設計と意思決定』(レスリー・エレノア・ トマシェフスキー他・2020年12月9日にオンラインで初公開 https://doi.org/10.1177/1609406920967174)だそうです。その表が面白かったので、なんとかここに引用してみます。
まず英語のまま。
次に機械による翻訳版です。
機械による翻訳なので、こなれた日本語になっていませんね。(笑)比較されているのは「ケーススタディ」「エスノグラフィー(表では、民族誌学)」「ナラティブ(表では物語)」「現象学」の4つです。表の最後の、データ分析のところも、ケーススタディは「継続的な比較分析・テーマ分析」エスノグラフィーも「「継続的な比較分析・テーマ分析」ナラティブは「ナラティブ分析」と講義でおっしゃっていたように思います。
それぞれのアプローチのゴール
上述の表と講義中のお話をもとに考えると
「ケーススタディ」では「特定のケースの背景や文脈を深く理解する」こと
「エスノグラフィー」では「ある人々に共有され学習された文化的実践を記述する」こと
「ナラティブ」では「人々が自分が生きられた経験について語る物語を記述する」こと
「現象学」では「ある現象を体験した人々による、その現象の生きた体験の意味を記述する」こと
手段や方法が違っても共通していることがあるはず
質的調査の目指すものはなんなのか
わたしなりの答えは
「数字に表しきれない、かけがえのない、取り換え不能な何か」
「それがあることにより、いきものがいきものらしくあれる何か」
を、それらを意識していない、知ろうとしていない人「未知の人たちに
伝えようとする営み」なのだな、と思いました。
わたしのめざすもの
わたしの取り組みかけている
動物の力を借りた心理臨床的なセラピー
従来の「ふれあい」を超えた、いきもの同士の関係構築。
それがどんな恩恵をいきものにもたらすのか・・・。
小さな小さな、そしてささやかな取り組みではあるけれども
質的調査の懐の深さの中に「伝え方」のヒントを探したいです。
今日も私の課題に最後までおつきあいくださり
ありがとうございました。