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【中医学】中医学と東洋医学は違うのですか?

中医学は、中国の伝統医学で
東洋医学は、東アジア全体医療の総称です。



1)黄帝内経とは

世界には様々な医療があります。

例えば、中国の戦争で迫害された民族がインドに渡り医療を伝えた。
これが後に、インドの医学として独自の発展をした。

しかし、どちらが先に医療として確立されたかは、わかりません。

長い歴史の中でどちらの国も自分たちが、先に作ったといいます。

ただ、世界最古の医学書として、文章として残っているのが、
中国の伝統医学である中医学
「黄帝内経」です。

2)西洋医学と全く違う中医学

西洋医学が得意とするのは、急性のケガや手術です。
中医学が得意とするのは、体質改善が必要な慢性的な病気です。

西洋医学には、冷えやむくみ(体の中の水たまり)という概念がないために、病気の原因から結果までを組み立てることができません。

人がある日突然、病気になるのではなく、
良いと思って積み重ねた、間違えた生活習慣によって病気となって現れます。

3)奈良時代に伝わった医療

中医学は、奈良時代に仏教とともに日本に伝わりました。
しかし、中国で育つ生薬と日本で育つ生薬が違うために、日本独自の医療として発展していきます。

そして、長い歴史の間に戦争があったため、舌診断や脈診断という体の中で今どのような状態であるのか知る伝統技が受け継がれなくなりました。

近代文化が入り体の中をMRIやレントゲンで、体の中の状態をより鮮明に知ることができるようになりました。

4)舌診断や脈診断で予防する

病気ではないけれど、季節の変わり目になると体調が崩れるのは、誰でも起こること。

病院へ行くほどでもないけれど、咳が出る、鼻水が出る。
ということは、よくあります。

そんな時に、便利な手段として舌診断や脈診断があります。

舌が赤ければ食べ過ぎかな
舌が白ければ水分が多いかな
苔が白いと胃もたれしているかな
苔が黄色いと胃もたれ強めかな

というふうに、体の中の不調をすぐにわかることができます。

5)簡単な体質診断

中医学では、体質診断という言葉をよく使います。

私たちがイメージする体質とは、少し違います。
生まれてから変わらない体の状態ではなく
・季節
・住んでいる場所
・年齢
によって日々変わる体の中の状態を「体質」といいます。

舌は、日によって赤くなったり、ボテっと白くなったり、日々変化します。

胃の中の状態がよくわかるので、観察してみてください。

胃は、元気の気と血を作ってくれる臓器です。

最近、だるい、しんどい、眠れないなどの症状がある人は、
健康な舌である
・薄桃ピンク
・苔なし
・小さくて可愛らしい舌
イメージするなら子供の健康な舌を目指してください。


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