糖尿病患者が、インスリンをやめる覚悟を決めるまで 薬に頼らない薬剤師のアドバイス
2ヶ月前の2021年7月に出会った糖尿病患者が、
薬剤師と共にインスリン注射をやめる覚悟を決めるまでのお話です。
インスリン注射とは、血糖値を調整する薬
糖尿病患者が、インスリンをやめるためには、運動と食事と
ストレスを細かくコントロールして行く必要があり、
医療従事者のきめ細かいサポートがなければ、命の危険があります。
現在(2021年9月23日)も、ボランティアで
LINEによるアドバイスを毎朝、続けており、その途中経過のお話です。
あなたの健康のお役に立てれば嬉しいです。
背景
相談者:35歳 男性(自己啓発セミナーで出会う)
家族構成:患者、妻、子供2人
相談内容:5年前(30歳)に糖尿病1型急性発症
インスリン投与歴5年 インスリンをやめたい
相談者「1型糖尿病なんです」
薬剤師「何で?」
相談者「酒が好きで、2次会3次会と飲み歩いてました」
薬剤師「嫁も子供もほっといて、当然の結果やね。
どうするの?このままインスリン続けて、透析になる人生を選択するの?」
透析とは、腎臓の働きの一部を人工的に補う治療法です。
相談者「長生きしたいです」
薬剤師「ふーん。でもお酒好きやろ?運動もしてないし」
相談者「酒もコーヒーもやめます。運動します。」
薬剤師「昨日の晩御飯は?」
相談者「ご飯と焼き魚とラーメンです」
薬剤師「1型糖尿病が、インスリンやめるのは、
素人が”エベレスト登ります”いうてんのと同じやで、
奥さんに協力して貰えない場合、裸でエベレスト登ることになるで」
相談者「これからは、嫁を大切にします。」
薬剤師「1ミリでも泣き言いうたら切り捨てるからな」
次の日から、毎日メールで食事と血糖値グラフを送ってくるよう
になりました。
食事の内容から、相談者が家庭的でないことがすぐに分かりました。
まずは、
①相談者が料理をすること
②自分の趣味よりも子育てを優先すること
③いつも子育てに奮闘している奥さんのために、”奥さんの一人だけの時間"
を作ること
を伝えました。
食事内容は、少しずつ変化しましたが、外食が好きな相談者。
薬剤師「誰のために、何のためにインスリンやめるの?」
相談者「家族のために、100歳まで生きたいです」
薬剤師「外食したとき、インスリン量はどうしてるの?」
相談者「外食のときは、インスリン量を増やしています。
かかりつけ医師は僕に任せてくれています。」
薬剤師「任せてるんちゃうよ。放置してるねん。
かかりつけ医は、あんたの人生の責任は、取られへん。
もちろん私も、あんたの人生の責任は取られへん。
外食やめられずに、インスリン打ち続けていたら、膵臓機能が低下して
透析になるんやで、透析がどんなに辛いか知ってるか?
子供が成人した頃、あんたは、透析を始めているやろうな。
自分の人生は、自分で責任をとるんやで。
あんたには、その覚悟があるんか?」
相談者は、その後、外食を控えました。
家族の行事で、外食する場合は、食事量や食べる順番を意識して
血糖値が上がらないように、工夫するようになりました。
毎日3食送ってくる食事内容も、とてもバランスよく
家庭内が安定している事がわかりました。
家庭をおろそかにして飲み歩く夫を見捨てなかった奥さんは、
すごく愛が深い人なのだと思います。
ある日突然、病気になるわけでは、ありません。
病気は、結果であり、必ず原因があるのです。
大人になってからの病気は、自分で作った病気です。
だから、自分にしか治せないのです。
医療従事者ができることは、患者の中にある
生きる強さを引き出すだけです。
相談者が、インスリンを完全にやめるまでは、まだまだ
時間がかかります。
相談者は、1型糖尿病を治して、同じ病気で苦しむ方の力に
なりたいと思っています。
今回は、途中経過ですが、あなたの健康のお役に立てれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
一番下にあるプロフィールも読んでいただけたら、
うれしいです💖
これからも「家族がいてよかった」
「知っていたら家族を守れる医療情報」
を配信していきますので、応援よろしくお願いします。
スキ・コメント・フォローいただけたら嬉しいです💖
#note大学 #出産 #水中出産 #助産所 #大阪 #薬 #医療 #人生 #子育て #育児 #アトピー #心臓病 #不都合な真実 #健康 #家族 #note大学新入生 #幸せ #生き方 #感染症 #中医学 #アドバイス #薬剤師