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【中医子育て術】いつまでおっぱい飲ませるの?

この姑の言葉が心の中で引っかかりました。

産後から40回も乳腺炎を繰り返し、高熱と痛みと夜中に病院に行く辛さ。
おっぱいの量を抑えるホルモン剤を処方してもらうけれど、薬に抵抗がありながら飲む。

生後9ヶ月。
世間では、1歳くらいで授乳をやめると聞きました。
姑からも
「1歳でおっぱいやめないといけないね」と言われ。

でも、まだまだ授乳回数も多く、乳腺炎のこともあるので、どうやって断乳すればいいのかもわからず、1人で悩んでいました。

1歳になったら辞めなければいけないのだろうか?
試しに、断乳してみました。

生後9ヶ月の長男はひたすら泣き続け、夫が
「もういいやん。おっぱい飲ましてあげたら、何にこだわっているの?」

私と夫の間で、何かがねじれていく感じました。

自分がどうしたいのかがわからない。
いつも正解を探して生きてきたので、正解のない課題に出会ったとき、どうしたらいいのかわかりませんでした。

自分はどうしたいのだろう。
繰り返す乳腺炎、授乳があるために親に預けることができない、授乳をやめたら、離乳食を食べてくれるようになるのだろうか?

夜中の授乳で起こされることもなく、朝まで眠ることができるのだろうか?

どうやって断乳すればいいのだろうか?

初めての子育てでわからないことだらけ。
母や姑に聞いてもわからない。
夫に聞いても答えがもらえるわけもなく。
相談できるママ友もなく。

1人で悶々と真っ暗な海を長男と彷徨うような毎日。
夜中になると知らないうちに、涙が出ました。

いつまでこの状態が続くのだろう。
子育ては、必ず終わりがあります。

しかし、子育てに悩んでいる時には、そんな悩みから解放される日が来るなんて想像もできませんでした。

初めてできたママ友

子育て支援センターで何度か顔を合わせるようになり、ママ友ができました。

そのママ友は、2人目の子育て中。

思い切ってそのママに相談してみました。
「いつまでおっぱい飲ませるの?」

ママ友は笑顔で
「子供が飲みたい時まで、だっておっぱい大好きなんだもん」

私の中の『こうでなければいけないルール』がガラガラと音を立てて崩れていきました。

姑の意見を聞かなければいけないルール
みんなと同じでなければいけないルール

悩みが多い人の特徴は、こうでなければいけないルールが多いこと。
このルールは、人間関係を円滑にするために、自分を守るために自分が作り出したルールです。

しかし、このルールが多い人は、一見人間関係がうまくいきそうですが、自分のルールにがんじがらめになり、足枷になるのです。

子育てとは、自分の中になる『こうでなければいけないルール』を手放すゲームなのです。









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カワモト中医学薬剤師 【イマナカ健二中国医学協会】薬膳土曜クラス担当
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