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【中医学】妊娠26週目 糖尿病について教えてください

【相談】
37歳、3人目の妊娠。
現在26週目、第1子4100g(予定日)、第2子3400g(36週出産)
靴下の跡が残るむくみあり。
仕事は、32週まで続ける。

【結論】
巨大児や新生児低血糖症になる可能性があります。
巨大児とは、出生時の体重が4,000g以上。
新生児低血糖症とは、生まれたばかりの赤ちゃんの血糖値が異常に低下。

体の中で何が起きているのか、出産まで気をつけることについてお話ししましょう。


1)なぜ妊娠糖尿病になるのか

妊娠糖尿病になる条件として
・食べ過ぎ
・水分の取りすぎで膵臓の出口がふやけている
・胎児によって膵臓の出口が圧迫される
・デスクワークによりむくみ(体の中の水たまり)が多い

妊娠糖尿病とは、膵臓の出口が圧迫されて一時的にインスリンが出にくくなるために起こります。

インスリンが出にくくなると血液中の糖を細胞に運べないために、血管中に糖がいつまでも停滞します。

糖が血管中に停滞すると、血液の流れがドロドロと悪くなり、冷えや痺れ、むくみ、胎児への血液量が減ります。

つまり、胎児に、冷えた甘いドロドロの血液が送られることになります。
胎児は、26周目から40週までは脳、肺、消化器系の臓器が成長します。

この大切な時期を冷えた子宮の中で過ごすと出産してから様々な影響があります。
そのため、病院では、妊娠糖尿病について厳しく指導します。

2)放置するとどうなるのか

早産の可能性が高くなるので、入院することがあります。
3人目の妊娠ということなので、上の子供達の預け場所、家族の助けが必要になります。

また、37歳の高齢出産であるため、入院や帝王切開、胎児への影響も高くなります。

3)優先順位をつける

①目的は何なのか?
母子ともに健康であること。

優先順位を明確にする。
・32週目まで仕事を続けるのか
・入院した場合、上の子供を預ける場所があるのか
・家族の手助けはあるのか
・胎児の健康に影響(発達障害など)が出た場合、全てを受け入れる覚悟があるのか

③今から何ができるのか?
手段は何でも良いです。
・食事の改善(米芋など胃に停滞するものを減らす)
・水、お茶などの水分を取りすぎない
・下半身や股関節を柔らかくする運動をする
・むくみを改善するために妊婦専門の鍼灸・整体の施術を受ける
・膵臓を圧迫しないように体を横にする時間を増やす
・会社に相談して早めに休暇をもらう

人は、燃え尽きるほど全力で行動したら後悔はしません。
母子ともに健康であることを心より願っています。








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カワモト中医学薬剤師 【イマナカ健二中国医学協会】
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