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【中医学】痩せているけど糖尿病になるのはなぜ?

太っている人が糖尿病であるのは、食べ過ぎが原因かなって。
何となく想像できると思います。

しかし、痩せているけど糖尿病の人もいます。
なぜでしょうか?

体の中で何が起きているのでしょうか?

例えば、
1)高血圧の薬の副作用で糖尿病になる人
2)体が冷えているために代謝が悪く糖尿病になる人
3)胃がブヨブヨにむくんで、膵臓を押し潰しているためにインスリンが出なくて糖尿病になる人

同じ糖尿病という病気(結果)ですが、原因は人それぞれ違います。

結論
治療の手段は、運動療法と食事療法です。
魔法の薬も健康への近道もありません。

糖尿病は、進行すると透析が必要となります。
透析病院がなぜ増え続けるのか?
世界で最も長寿国日本は、寝たきり患者が多いのか?


本日も一緒に勉強していきましょう。


1)高血圧の薬の副作用とは

高血圧の薬の副作用の欄に、糖尿病と書かれています。

そのメカニズムを簡単に説明しましょう。

高血圧の薬は、血液をシャバシャバさせて血圧を下げます。
シャバシャバした血液は、足の先から心臓に戻りにくくなります。

すると体は、血液中に糖を溶かして血液にトロトロの粘りをつけます。

例えるなら、
太いストローでシャバシャバのオレンジジュースを吸うより、とろとろのスムージーの方が吸いやすいです。

高齢になると血圧が高くなりますが、それは、必要があって血圧が上がっていることもあります。

高血圧だからといって、何でも高血圧の薬で血圧を下げるのは、要注意です。

2)体が冷えて代謝が悪いとは

糖尿病は、血液中に糖が多い状態。
本来ならば、細胞に取り込まれるはずの糖がなぜ取り込まれないのか?

結論
体が冷えているから

「私汗かきます、何なら顔から汗止まりません」という人がいます。

人が病気になる時は、体の中の熱と寒が分離した状態です。

健康な人は、熱と寒がマーブル状に混ざっています。

冷えやすいのは、
首、肩、二の腕、お尻、太もも、ふくらはぎなど脂肪が蓄積しやすい場所。

例えば、
仕事が忙しい時は、あらかじめ買っておいた冷凍庫のお肉を使いますね。
いざという時に使えてとても便利です。


体の脂肪も同じです。
災害時の食糧難に備えて備蓄されています。
お尻や太もももなど冷えた場所に、脂肪を備蓄することで長期保存できます。

年齢を重ねると体の中で備蓄が多くなります。
冷えた場所が多くなると、糖の代謝が悪くなります。

例えば、
冷えたコーヒーに角砂糖を入れてもなかなか溶けません。

そんな時は、冷えたコーヒーを温め直して、ぐるぐるかき混ぜて角砂糖を溶かすでしょう。

体が冷えていると糖尿病になりやすいということです。

3)胃が浮腫んで膵臓を押しつぶすとは

糖尿病とは、膵臓からインスリンが出にくくなるために起こります。

問題:なぜインスリンが出にくくなるのでしょうか?

いつも話していることですね…

何だったかな…

答え:水分の摂りすぎで、胃がお麩のようにブヨブヨにむくんで、胃の下にある膵臓を押し潰しているから

答えを聞くと簡単ですね。

体の中で何が起きているのかわかれば、対策・手段は簡単。
運動療法と食事療法あるのみ。
魔法の薬も健康への近道もありません。

1人でできないという人は、同じ志を持つ仲間と一緒に頑張る環境を作りましょう。

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