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【心理学】「幸せになる vs 幸せに気づく違い」

「幸せになる」と「幸せに気づく」――似たような言葉ですが、この2つには大きな違いがあります。

どちらをよく使うかで、その人の考え方や行動のパターンが見えてくるかもしれません。

今回は、この2つの言葉を使う人たちの特徴や違いについて、掘り下げていきましょう。


1)『幸せになる』をよく使う人の特徴

「幸せになる」という言葉をよく使う人は、幸せを未来のどこかにあるものと考える傾向があります。

彼らは、まだ自分には足りないものがあり、それを手に入れることで幸せになれると信じています。

例えば、こんな風に考えがちです。
• ケガをしたのは「運が悪かった」からだ。
• 仕事がうまくいかないのは「パワーストーンの効果が薄れてきた」からだ。

こうした考え方から、次の行動も外部に依存するものになりがちです。
• 縁起の良い神社を回る。
• もっと高価なパワーストーンを集める。

このように、「幸せになる」を追い求める人は、自分の外側に原因や解決策を探し続けることが多いです。

しかし、問題はそこにあります。

外部の要因に依存する限り、永遠に「今ここでの幸せ」に気づくことが難しいのです。

気づけば、スピリチュアルビジネスの鴨にされることも……。

2)『幸せに気づく』をよく使う人の特徴

一方で、「幸せに気づく」という言葉を使う人は、幸せはすでに自分の中にあるものだと理解しています。

この考え方が身につく背景には、過去に何らかの喪失や困難な経験があることが多いです。

例えば:
• 突然、最愛の人を失った経験。
• 何気ない日常が大切だったと後から気づいた経験。

こうした経験をした人は、日常の中に当たり前の幸せがあることを実感します。

「明日も同じ日が来ると思っていたが、そうではなかった」と気づいたとき、人は今ここにある幸せの尊さに目覚めるのです。

3)「有難い」という言葉の深さ

「幸せに気づく」人がよく使う言葉に、「ありがたい」があります。

この言葉は「有る(ある)+難い(にくい)」、つまり「あるのが難しい」「めったにない」という意味です。

何かを失ったり、困難を経験したりすると、当たり前の日常の中に「めったにない幸せ」がたくさん隠れていることに気づきます。

例えば:
• 健康でいられること。
• 家族がそばにいること。
• 今日も温かい食事を食べられること。

これらは当たり前のようで、実は「有るのが難しい」ことなのです。

4)スピリチュアル的な視点から見る幸せ

スピリチュアルの世界では、地球はまるで遊園地のようだと言われることがあります。

人は恐怖や不安を体験するためにこの世界にやって来たのだと。

「なぜ恐怖や不安を体験するの?」と思うかもしれませんが、それは逆説的に、幸せや安心を感じるためです。

怖いことがあるからこそ、平和のありがたさがわかる。

不安があるからこそ、今ここにある幸せが輝いて見えるのです。

5)どちらの言葉を使う?

「幸せになる」も「幸せに気づく」も、どちらも人間にとって大切な考え方です。

しかし、外側の何かに依存する「幸せになる」だけを追い求めていると、永遠に満たされない気持ちが続く可能性があります。

一方で、「幸せに気づく」を意識することで、今この瞬間に目を向け、自分の中にある幸せに感謝する習慣が生まれます。

それが結果的に、心の豊かさを育むことにつながるでしょう。

6)結論:幸せは気づいた瞬間に始まる

「幸せになる」ことを目指すのも大切ですが、それ以上に大切なのは、「今、ここにある幸せに気づく」ことです。

今日もふとした瞬間に目を向けて、日常の中の小さな幸せを見つけてみませんか?

それが、あなたの心をもっと豊かにしてくれるはずです。

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カワモト中医学薬剤師 【イマナカ健二中国医学協会】薬膳土曜クラス担当
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