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就労移行へ行くならこれを目指すべき

世間では「就労移行は意味がない」とか「就労移行に通ったが就職出来なかった」等と言われていたりもするが、それは就労移行支援事業所の実態と正しい使い方がわかっていないからだと私は考える。

いや、就労移行事業所の実態というよりは、障害者雇用の実態と言った方がいいかも知れない。

まず障害者雇用を行っている企業が貴方に何を求めているか、おわかりだろうか。年齢の若さ?中途ならスキル?いいや、そうではない。

どれだけ毎日出社出来るかである。

これが何より大事なのであり、間違いなくこれを求められている為、特に発達障害(神経発達症)を含む我々精神障害者は、いかにしてそれを証明し、アピールするかを考える必要がある。

そしてそれに必要なのが就労移行支援事業所なのである。

就労移行支援事業所は、就労経験のない人にとってはそれらを学ぶ意味合いもあるが、私と同じく仕事が出来る障害者にとっては、毎日通えるというエビデンスの意味合いが色濃い。

特に前職を精神疾患で退職していたり、ブランクがあったり、直近の仕事が勤続3年未満の場合を目安にするといい。

就労移行支援事業所に通うなら目指すべきもの、それは皆勤である。

その為、事業所を選ぶ際は必ず見学をし、カリキュラムを確認する事。そして、出来るだけ自分が興味あるものや好きな事に沿った内容であるかを吟味した方がいい。

就労移行支援事業所で得るスキルに期待してはいけない。基本は自己学習だと思う事。その上でいかに自分のモチベーションを保てるか、毎日通えるかを考えて選ぶといい。

更に加えるなら、就職率を確認する事。これを公表している事業所はそれなりのノウハウとパイプを持っている。出来れば自社グループで求人サイトを運営していると尚良い。

この辺を考えずに選ぶと、毎日通うモチベーションが保てず、意味がないと考えるようになり、就職も遠のいて行くのだ。

私も一時、事業所選びを間違えたと感じた。しかし、無駄に真面目で家に居場所もなく、やむを得ない病欠以外は皆勤だったのが幸いして内定を得たと言っても過言ではない。

騙されたと思って、毎日通ってみて欲しい。毎日通う利用者には支援者も最大限手を貸してくれる。あれやこれや考えてくれる。しかし、そのベースがなければその先もないのだ。

経験者は語る。決して軽く思わないで頂きたい。


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