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仕事にステータス全振りと社畜教育の罠

大人の発達障害といえば、何となく「仕事が出来なくて周りに迷惑をかける人」というようなイメージがないだろうか。

少なくても私はそうで、だからこそ自分は違うと思っていたわけだ。

仕事が出来ていて、むしろ優秀と言われるような部類で、今現在の社内では大きな問題がないからといって、決して油断してはいけない。

社会がより不安定な昨今。これからまた大不況が来ようとしていて、どんなに優秀な貴方も明日、会社から放り出されるかもしれないのだ。

でももしもそうなっても、どうにか出来ると思っているかもしれない。ただそれも、ちゃんと自分を知っていることを前提にしないと危険だと思う。

私が自分の障害を疑ったきっかけは、今までにない環境に身を置くことになり、今まで実際に出会ったことがないタイプの人達と対峙しなければならなくなったことにある。

人の振り見て我が振り直せ。

やはり古くから伝わる言葉の中には、大事なことが沢山込められている。

ASDとは、ADHDとはこういう人などという、学術的な定義だけでは抜け落ちているものが多くある。そして、起こっている事象から逆引きすることで、初めて見えて来るものもある。

仕事が出来る貴方は、私生活はどうだろうか。

鬱ではないけれど、休日は必ずと言っていいほど体調を崩して動けないなんてことはないだろうか。ましてや、不健康自慢は会社では普通だから、平日に体調を崩さない自分を誇りにすら思ってないだろうか。

家庭を持っている人なら、家族に対してはどうだろう。自分は仕事人間なのだから、お金を入れているのだから問題ない。そう思っているのなら、かなり危険な状態かもしれない。

ほんの少し前までは、それでも成り立っていたかもしれない。今でもギリギリ耐えているのかもしれない。

でも、残念ながら、もうそんな時代ではないのだ。そしてこれからは、どんどん厳しくなっていくと思っていた方がいいと思う。







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