僕が僕であるために 尾崎豊
10年ちょっと前、乳飲児を連れて離婚した。
DVなだけあって、調停、相手の嫌がらせ、耐えてやっと籍を抜けられて社会に出た。
実家で息子を見てもらったが、貧乏なうちは私がひたすら働かなければならなくて、シルバー人材で父が手伝うわけもなく、 只々、「お前が働かなきゃいけないよ、サポートはするけど。」
面接は、資格があっても、決まりそうなときに子供が2歳とわかった途端、面接官の顔色が変わった。
他の面接では、「母子手当もらってんでしょーいいよねー!うちなんか共働きだから保育代が凄くてさ〜タダなんでしょ?」なんて言われたり。…まあ、その場にいた全員凍りつきましたが😛
そこから10年間、我が息子のために、勝ち続ける為に、仕事も育児も頑張りましたが、、、
息子12歳になって…
まだまだ手はかかるのに、病気が酷くなってしまいました。
まだまだ、勝ち続けなければならないのに。
そんなとき、You Tubeで。
1988年9月の東京ドーム公演 動画。
TシャツGパン姿で歌う、尾崎豊の「僕が僕であるために」を聴きます。
あの歌い方が、天才的なんだ。
CDとは違う。正しい事してても、受け入れられない。学校や国家権力が遥かに強い。勝てない。
私はその世代じゃないけど、今まで必死に社会に飲まれてきたんだ。
尾崎豊は、本当に天才だったと思う。
オーディションの「ダンスホール」が素晴らしかった。
バカみたいに派遣で働いて、社員の尻拭い。イカれても、余命宣告されても、息子に学費は残してやる。
だから、私はワガママに正直で、お人好しだけど。損ばかりだけど。
「私は私である限り」それまで勝ち続けなければならない。