東京の落ち葉はよく舞い、よく踊る。
東京で冬を迎えるのは3回目になる。
なんだか毎年自分の地元東北と比べて「冬」を感じ取れない。
これは夫も同じことを話していてずっと疑問だった。
年末年始に東北に戻り、なんとなく整理できた気がするのでなんとなく残しておこうと思います。
まず、12月の時点で東北はいちょうの葉は落ちてない。落ち葉もそもそもそんなにない。12月の東京で「よく木にまだ葉っぱがあるなぁ」と戻ってきて感心しました。
東北は秋と呼ばれる時期にしっかり落ちて、しっかり回収されて道路が綺麗になっているのですが、冬に近づくと風も強くなりますよね。
東北は風が強いな〜冷たいな、くらいなんですが、
東京は落ち葉もあるし、ビル風で風は増強されるしで東北の数倍、落ち葉がダンスしているのを見かけました。
東京の落ち葉はよく踊る、本当によく踊る。地元では頻繁に目にしなかったものだから、東京の冬の楽しみになりました。いいよね、落ち葉のダンス。
「おぉ〜〜舞ってる舞ってるゥ〜〜!」と謎のウキウキになります。
そして日差し。これは実は私の東北の地元の方が暖かいと感じます。
これは夫婦揃って解釈一致!
緯度が関係しているのか?いやそんなことはないよな?と思うんですが、本当に地元の方が日差しは暖かい。
日差しとは裏腹に、頬をビンタする勢いの風はとっても寒いので、
日の暖かさと顔と肺がキンと冷たくなる感覚が「冬の東北に戻ってきたな」と感じさせます。
高校生の時、駅のホームであの時は友達だった夫を「寒い寒い」言いながら待った記憶が蘇ります。夫、必ず駅着くとトイレに行くので荷物番なんですよね、私。
夏は暑いけどどこか涼しいので、快適だったからあまり記憶がないんですけど、冬は本当に寒くて、日差しだけが暖かったから荷物を見ながら日が当たるとこまで行ってあったまったりして。懐かしいね。
あの冬が持つ独特な日差しと駅で電車を待つ私とかつての夫を、今2人で覗き見してみたいなぁ〜と叶わぬことを思ったり。
「夫婦になるんやで、君ら」とか要らないこと言って混乱させてみたい。
と言っても高校生の時に君ら「30の時に独身だったらもう結婚しよう、多分仲良く暮らせるから」って約束してたじゃんね。早まっただけだよ。
「楽しい時間が早まっただけ〜、はいハッピー」って言って去りたい。
その後の気まずそうな2人をこっそり見たいね。
年が明けてから東京も寒くなりましたね。
風が冷たくて、地元のあの暖かな日差しが恋しくなります。
そんな最近です。
それではまた今度。今年もよろしくお願いします。
Umi