私のルーツを辿る、内側の旅④
こんにちはおはようございますこんばんは。
植物を育てることで心の充足を感じるUMIです。私のルーツ4回目は、ガーデニングショップ2年目のお話。
コロナ禍のガーデニングショップ
この年の世の中は、コロナの影響を強く受ける年でした。
緊急事態宣言などにより、学校が休校になったり、飲食店がお休みしていたり。
さまざまなイベントも中止や延期、おうち時間なんて言葉もできました。
そのおうち時間に野菜やハーブを育てたり、放置していた庭に力を入れてみようかな?という方がたくさんいたようで、ホームセンターにたくさんの人が溢れていました。
芝生をひいたりウッドデッキを作るDIYも流行りましたね。木材不足なんて問題もちらほら。
私の務めていたガーデニングショップにも、今まで花や植物に興味がなかったけど、やってみようかな!というお客さまがちらほら。華やかな一年草、ミニトマトやきゅうり、ミントやタイムなどのハーブを求める方、お庭の写真のSNSを見て、〇〇〇〇・〇〇〇〇はありますか?と、尋ねてくださる方も多かったかな。同じ品種の別の種類ならありますよ、そちらは置いてませんが似たものですとコチラがありますよ。とおすすめしてみますが、同じものが欲しいの!という方がほとんどですね。
2タイプのビギナーさん
ビギナーさんには大きく2パターンいらっしゃいます。
パターンその1【そっと見守っててね、タイプ】
スマホの画面を見ながら、お目当てのものを買ったり、調べながらみじっくり見ていくタイプ。このタイプの方は、たまにチラチラっとコチラを見てくれるので、お声がけしてみますが、そっとしといてオーラ全開で会釈をしてくれます。わからないけど、とにかく苗を買ってやってみて、それでもわかんない!ってなった時は、お近くの園芸店で質問してみてくださいね。きっと優しく教えてくれますよ!写真も見せていただけると尚嬉しいです。写真は、一部分だけでなく、植栽スペースや庭全体のイメージがわかる物もあるとベリーグットです。
パターン2【見て!聞いて!そばにいて!タイプ】こんな感じの場所に、なんか植えたいんですけど、何がいいでしょうか???と、家の植栽スペースの写真を見せてくれるタイプ。このタイプの方は、どんどん質問もしてくれます。そして、わからないことも多いので、最終的に大体全部お任せ状態!という方も多いですね。あれもこれも植えたい!この写真の人のお庭みたいにしたい!と、一生懸命ですが、庭作りには時間がかかるんですよ、いきなりモリモリ茂った庭にはならないんですよ。初めはスカスカに植えて大丈夫なんですよ、などと伝えて溢れんばかりの情熱の調節をしたりしなかったり。わーっとはまって気づいたら飽きてしまう、なんてことにならず、ライフスタイルに合わせて無理なく楽しんでただけたら嬉しいです。
私だってビギナーよ
私も2年目の庭無しひよっこガーデナー。質問したいことは山ほどありました。
しかし、業務も忙しく質問攻めにする時間もないので、通信学習でガーデニングの資格を取ることにしました。私が取得したのは、日本園芸協会の、ガーデンコーディネーターの資格です。庭のデザインや、ガーデニングの歴史、植物の管理の仕方など、大まかなことを体系的に学べたかなと思いますが、経験に勝るものはないと感じています。学んだことを実際のガーデンづくりに活かして、経験とすり合わせて自分なりのやり方や答えを見つけていくのでしょう。
自分でできない分、誰かの経験を聞くことも学びです。お店のスタッフの方がよく、「これ、うちの庭にもあるんだけどね、」と話しているのを聞くたび、説得力があるなぁ〜と聞き耳を立てていました。
頭がパンクし始める
お店では、花を見せるガーデニングを学んでいましたので、肥料や薬剤なんかも学びました。それらを見るたびに、これはこれで素晴らしい手法だけど、私のしたいこと、学びたいことは違う気がする……。私は薬用植物を学び、育て、活用したいのではなかったかな?安心して使うためには、化学的なものを使わすに、しぶとく丈夫に育ったパワフルなハーブがいい。その実践がしたい。また、健康や美容のためにハーブを使うにあたって、人間の体の仕組みについても学びたくなってきた。体の不調はどんなことで起こるのか。健康であるために、体は何をしているのか。それを知っていたら、より効果的に植物を取り入れることができるだろう。また、セラピーとしてのガーデンについても学びたくなった。植物で癒されると感じる方は多くいるだろう。
癒される人々の背景はさまざまだ。心についても学びたくなった。
そうなってくると私の頭は大混乱だ。とても忙しい。
ハーブティーを色々飲んで実践したい
その植物について深めたい
収穫から製剤まで一通りやりたい
解剖学や精神医学も学びたい
ストレスケアについて学びたい
ハーブが好きな人の中には心の疾患を持つ人も多くいる
どんな疾患があって、どんな対処ができるのかわからないから
知りたい。
その一方で、園芸店で勤務しているとさまざまな苗を目にするので、
これとこれとこれをこんな風に植えて、こんな庭もいいなと妄想が広がるのも楽しいですし、お客様とお庭の植栽についてお話しする時間や、寄せ植えを一緒に考える時間も楽しかった。
頭の中がパンクしそうだった。
ここから先、学びたいことが多すぎた。
的を絞らなければ、と感じた。
それでもまだガーデニンング2年目。
学び足りなさもあるので、継続。
その冬は室内でハーブの種まき、育苗をした。
カレンデュラ、エキナセア、チャイブ、ボリジ、アマ
チャービルや、ミックスベビーリーフも。
種まきから収穫、製剤までの一連の作業を経験し、
その難しさも知った。
餅は餅屋
春になり、実家の庭づくりを手伝うことに。
庭の持ち主の意向を聞きながら、庭づくりを進める難しさも知った。
できること、できないことがある中で、満足してもらうためには?
庭作りにも、植栽をデザインするプロと、外構のプロがいる。
外構にはお金がかかる。個人でやるには限界があるから、満足のいく形にするにはある程度の予算を覚悟したほうがいい。若くて時間も体力も根気もあるなら別だけど。
私は、ガーデニング歴3年目、庭づくりは初心者。レンガを使ったアプローチ作りも初めて、バラや果樹を植えるのも初めて。整地も初めて。初めてだらけで、ここでも修行が必要なのか!と挫折を味わう。
全部自分でやろうとするより、できることをやって、できないことはプロに任せたほうが、いいものができるな。これを徐々に自分に落とし込み始めた。
これもやりたいあれもやりたいと思うことは自由だが、最終的に世のため人のためと考えると、いいものができたほうが喜ばれる。結果のためには、いろんなプルフェッショナルの力を集結させることが必要だ。私には仲間が必要なんだろうな。
漠然と考え始めていました。
ちょっとまとまりのない4回目ですが、こんな感じで徒然と綴っていきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございます。
次回、ガーデニングショップサヨナラ編です。
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UMI