見出し画像

【詩】思い出

ふいに思い出す

たばこを吸ったり
ギターを抱えてうたったり
君と語り合った河川敷

月や星々の輝きに包まれながら
たばことお酒にのまれた
出窓のかたすみ

あの頃には戻れないこと
薄々きづいている

あの頃にはないものを
手に入れたことも気づいている

思い出が
心を気弱にしてしまうときもあるけれど
最後には心を勇ましくしてくれる

それが思い出なのだろう


【32歳の軌跡】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?