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【詩】傘

雨の音がした。

昨夜の天気予報で
朝から雨が降ると言っていたので
まさしく予報どおりの天気

ときどき、雨に打たれたくなる

そう思うときは
傘なんて無意味な道具で
自己嫌悪に陥ったとき

土砂降りの
冷たい雨のなかに立ちながら

それでも
誰かが傘を差しだしてくれるのを

待っているんだ


【22歳の記憶】

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