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【詩】真冬の葉のない木

永遠ということば
言うのも言われるのも
とても簡単なものだけど

すくなくとも
僕は永遠など
存在しないことを
知っている

そして、たぶん。
君もそのことを知っている

お互いに
知らないふりを
しているだけなのだろう

僕は永遠ということばを
耳にするたび
口にするたびに

なんだか
真冬の葉のない木を 思いだすんだ


【19歳の青春】


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