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【詩】黒猫

暗く、
暗い夜空に

細く、
細い月が
浮かんでいました。

とにかく
言葉にならない程に
せつない夜でしたので

私を明るく照らす
月がないことを

嬉しくもあり
少々、悲しくもありました。

もしも
私が人間ではなく
黒猫だったとしたのなら

このまま
闇のなかへと
溶けてゆけるのに。


【16歳の光と影】

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