【詩】闇夜

あなたのなかに
きっと
わたしはもう居ない

その現実が
こころに闇夜を築きあげる

そこは
見たこともない
世界の隅っこにいるくらいの
くらさで

どうしようもないこと
充分に知っているのに

あなたのなかに
わたしはもう居ないのに

わたしのなかに
あなたが存在しているということが

ただ辛くて
ただ淋しいんだよ

だから
もう少しだけ
この闇夜のなかで座っていても

いいかな


【35歳の居場所】


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