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【詩】雨のしずく

雨がふる。

僕と君の心に
冷たい雨のしずくが
滴りおちる

傘なんて
持ちあわせてなくて
雨宿りする場所も見当たらずに

ただ
僕らは無造作に
冷たい雨にうたれ続けている

行き場のない
感情のふたしかなものは
きっとみきりをつけるべきで

行く先のある
たしかな感情は
おそらく輝きつづけるのだろう

この先の
感情の行方はどちらだろう

僕らに残されている
選択肢はどちらなのだろうか

雨がふる。

僕と君の心に
冷たい雨のしずくが
滴りおちて

かわいた砂漠のような
この感情を潤して欲しいと

ただ、願っていた。


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