【詩】雨のしずく
雨がふる。
僕と君の心に
冷たい雨のしずくが
滴りおちる
傘なんて
持ちあわせてなくて
雨宿りする場所も見当たらずに
ただ
僕らは無造作に
冷たい雨にうたれ続けている
行き場のない
感情のふたしかなものは
きっとみきりをつけるべきで
行く先のある
たしかな感情は
おそらく輝きつづけるのだろう
この先の
感情の行方はどちらだろう
僕らに残されている
選択肢はどちらなのだろうか
雨がふる。
僕と君の心に
冷たい雨のしずくが
滴りおちて
かわいた砂漠のような
この感情を潤して欲しいと
ただ、願っていた。
【20歳の躓き】
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