【詩】未来
未来というものを
想像するだけで
きらきらと
まばゆい程に
輝いてみえたのは
いつまでだっただろう
未来を思い描いて
考えて満足するだけでは
それは自己満足で
思いうかべるだけの
ただの夢のようなものだと気づいたのは
いつからだっただろう
あなたと
ずっとそばに居たいけれど
これから先のことが
何も思い浮かばないし
未来が何もみえてこない
そう悲しむ彼女に
―今がいいならいいと思うよ?
そう言ったら
あなたって
ー何もわからないのね。
そう言って睨まれたけれど
実際のところ
おたがいに分からないことは
たくさんあるんだよ
未来というものを
想像するだけで
きらきらと
まばゆい程に
輝いてみえたのは
僕のなかでは
過去のはなしだけど
君とこの先も
ずっと一緒にいたいから
先のことをふたりで考えてゆけたら
素敵なことだよね
輝いてる未来ばかりではないけれど
分かち合えたら
もっと素敵なことだと感じるよ
37歳の着地地点
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