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【詩】零れ落ちる

1日中ぼんやりしていた
たいして意味のないことばかりを考えながら

空を見あげると
流れゆく雲の隙間からみえる
空のあおさのきれいさに
考えるのを一瞬忘れた

失くしたものの
大きさや大切さに気がつくのはね
いつだって零れおちた涙をぬぐったあとなの

誰も傷つきたくないし
誰かを傷つけることもしたくないはずなのに

言わなくていい言葉も
強がった行動も
後悔するときはね
いつだって零れおちた涙をぬぐったあと



36歳の魔法



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