【詩】これが最後の恋だとおもった。
彼と初めて会ったとき
運命すらかんじた
そう言ったら大げさなことだけど
甘い吐息
零れ落ちる冷たくしたたかな汗
見上げるといつも笑顔があった
その笑顔をみると安心できた
ーこれで最後の恋にしよう。と
けれども
別れはふたりが愛し合い
駆けぬけた日々のごとく
突然おとずれた
他にすきなひとが
出来たわけでもなかったし
愛情が薄れてしまったわけでもない
あまりにも速いスピードで
駆けぬけた愛情は
ふたりのあいだの歯車を狂わせ
本当の愛情をみうしなった
私たちは
森の中をさまよう
小さな動物のようにくっついていたけれど
それでも寂しさは隠せなかった
そのふたりで過ごした
孤独で長い夜に察したのでしょう
初めて彼と会ったとき
運命すら感じたと言ったら
大げさなことかもしれないけれど
甘い吐息
零れ落ちる冷たくしたたかな汗
彼を見上げるといつもそこには笑顔があった
その笑顔を見るたびに
これが最後の恋だとおもった
【23歳のルール】
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