【詩】ポシェット
幼いころ
好きなキャラクターが描かれた
お気に入りのポシェットに
色々なものを詰め込んでいた
そんなことを
ふいに思いだした
道端で拾った こいし
砂浜で見つけた かいがら
公園で遊んだ おちばも
たからものを
いっぱいに詰め込んで
歩いていた
それはもう
遠い過去のはなしで
お気に入りのポシェットは
どこかにいってしまったし
もしも、それが今あったとしても
お財布が入らないくらい程に
ちいさなポシェットに何を詰めるの?
そう考えたところで
現在の心の不自由さに気付いた
【30歳の分かち合い】
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