【詩】支配
今夜も上手に眠れずに
何を考えようか考えないと
心が悪いことに支配されそうだった
だいぶまえに
夫はこう言ってくれた
ー君の笑顔に癒されました。と
なぜかこのとき
そのことを思い出した
私は夫が
仕事の電話をしているときの
普段見せない笑い声がおきにいり
今夜も上手に眠れずに
何を考えようか考えないと
心が悪いことに支配されそうだったけれど
夫との思い出は
いつだって心が悪いことに支配されそうでも
踏みとどまることができる
そして、
もうすこし生きていたくなるんだ
【32歳の軌跡】
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